THE NEUTRAL =気まぐれ日誌+スタッフ日記=

2010/04/08

スティーブ・ガッド

　僕がドラムを始めて一番最初に好きになった外国人ドラマー、Steve Gadd。
世界一綺麗なロールを叩くと言われているプレイヤーで、日本のトップレイヤーの方々も彼を支持しているミュージシャンはすごく多いです。
悩んだ時、迷った時に僕がいつも帰りつく所がSteve Gaddなのです。
上手すぎて自分でもすぐに出来てしまうんではないか？？と錯覚してしまうぐらい高度なテクニックをあっさりとやってのけます。
音符を譜面どおり叩いたとしても俗によくいうGrooveが彼は違うのです。
リズムがいかに大切かをよく教えてくれます。

昨今、レコーディングで生のドラムをレコーディングする現場が減ってきています。
CDが売れなくなってきたこの時代、もっとCDが売れなくなるとドラマーが生でレコーディングをする機会はもっと減っていきます。悲しいかなこれは現実。
打ち込みのドラムが悪いとは言わないけれど、人の魂がこもったドラムの音をもっともっとユーザーには聞いて貰えたら嬉しい。人間が叩くにはワケがあるんです。そのワケを感じ取ってもらえたら最高です。
素晴らしいドラマーはたくさんいます。まずはSteve Gaddを聴いてみてはいかがでしょうか？
縁の下の力持ちさんですよ、Steveは。

ビートダイスケ