いつものように学校帰りにヨウゾウの部屋でゲーム三昧。
今日も飽きずにファミスタをやるオレとヨウゾウ。
そんなある日、ヨウゾウの幼なじみのしげるがやって来た。
第一声は何を話したか覚えていない。
オレは覚えたてのヘタクソなギター片手に
浜田省吾の「Blood Line〜フェンスの向こうの星条旗〜」を歌った。
オレ『黒く巨大な爆撃機〜校舎の窓を〜♪』
しげる『爆撃機ちゃうわいや〜！ジェットプレーンやって〜！（笑）』
歌本に歌詞とコードがふってあるんやけど
「爆撃機」と書いて「ジェットプレーン」とは
読みが書いて無かったから、ついそのまま歌ってもた（苦笑）
ここから音楽の話になり「いつか一緒にバンドやろう！」という
ありがちな社交辞令の言葉を交わした。

そんな社交辞令からもう１０数年が経った。
オレはしげるとバンドをしている。
まさか一緒にバンドするとは夢にも思っていなかった。
人生ホンマに分からないものである。

こないだのイーストで「ヨウゾウ」を歌い、
ヨウゾウの歌詞をメンバーの名前に変えて当時を振り返りながら演奏した。
しげるがMCで言っていたように、
もしかしたらヨウゾウがメンバーで、あの曲が「シロヤ」になってたかもしれない。
そう思うとホント色々感慨深い。
（青春時代というのはある意味いくつもの危うい瞬間瞬間で成り立っているのかも）

ヨウゾウの部屋はまだあの頃のままなのだろうか？
タバコ臭いあの部屋の匂いが思い出す度に愛おしい。


明日はしげるの誕生日です。
皆さん、上野ブラッシュで祝ってやってください。