「あと１本だけ貨物列車見よう！？」
小学校に上がったぐらいの僕は、家の近所の田園地帯を突き抜けるように走る電車を
幼なじみのお兄ちゃんとよく見に行っていた。
なぜ小さい頃は、あんなに電車に夢中になるのだろうか？
男の子なら分かってもらえるはずだ。
僕の甥っ子も4,5才の頃、姫路に来た時は「電車見に行くー！」とはしゃいでいた。

さて、僕の小さかった当時の山陽本線の主流の電車は
オレンジと緑の２トーンカラーの113系（写真右）
でも僕らが見たかったのは普通電車のこれではなく、これが来るとハズレ。
僕らはたまにしか通らない男らしさ全開の貨物列車EF66が大好きだった（写真左）
何本も何本も普通電車を待ってやっと貨物列車はやってくる。
ただ通り過ぎるのを見るだけ。
ただそれだけで良かった。
たまに貨物を牽引せずに単体で来たときなんかはもう最高だった。
そんなある日、僕らは二人でお金を出し合ってNゲージを買った。
運動場のトラックような楕円形のレールを
ただ単純にぐるぐる回るレールキッドやったけど、すごい楽しかった。
でも買った電車がEF66ではなくて113系だったのはなぜだったのだろうか？
謎だ。
「大人になったら部屋中にNゲージを走らせるぞ！」
なんてことも思っていた。
今、大人になってそんなことはもう出来ないが、
東京はすごいところでNゲージが走っている鉄道バーがあって、
ボトルキープならぬトレインキープというのが出来るらしい。
自分の好きな電車をお酒を飲みながら童心に帰って楽しむ。
一度行ってみたいもんやね。
女子には理解してもらえんやろうけど、そんな日もあっていいと思う。


追伸　今日は渋谷でライブです
久しぶりのライブ、早く演奏したいです
皆さんお待ちしてますね。