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2017/09/26
『7170』メンバーライナーノーツ6
「MUSIC」
【清正】
しげるは、この曲を亡くなった親父さんに向けた弔辞と言う。
そんな曲にあれこれ言うことは自分にはできない。
自分にもいつか必ず訪れるその日までは。
ひとつ、個人的に外せないフレーズがある。
”「覚悟を決めたよ」って声は聞こえたかい”
このフレーズを聴く度に、あの日誓った言葉を強く思い出す。
大丈夫です。心配いりません。まかせてください。
【ホームラン代谷】
ツアーで姫路に帰ってしげるの家でライブの準備をしてるといつも、お洒落なしげるの親父さんが「おう!元気か?」と優しい笑顔で現れて、たわいもない話から豪快な話まで色々面白い話をしてくれて、、、いつもご飯もご馳走になったりして、、、美味しい食べ物を勧める時の親父さんはホントに楽しそうで、そこでまた豪快な話を聞いてね、、、いつも可愛がってもらってた。
この曲を演奏する時、そんな笑顔の親父さんの顔が思い浮かびます。
もちろん、寂しさや哀しさはあるけれども、またいつもの豪快な笑い声が聞こえてくるような、、、そこで親父さんが聴いてくれているような感覚になったり、、、うまく言えないけれど、本当に本当に大切な曲です。
好きなアーティストのパーソナルな歌っていうのは、そのアーティストの人間性や人生をとても表現していて、さらにアーティストを好きになる大切な歌だと思う。
この曲はニュートラルらしい、もちろんしげるにしか書けないしげるの人生ソング。
何色よりも濃くてギッシリと愛情が詰まった歌。
アーティストのパーソナルな部分に触れることで、逆に見えてくる自分の人生。
濃ければ濃いほど感情移入を超えて自分の軌跡を振り返ったり、これからの人生をじっくり再考するのではないのでしょうか?
毎回アルバムには必ずパーソナルな人生ソングがあって、自分自身も楽しみにしているが、それこそがニュートラルだと思うし、今のアーティストしげるとしての歌が心の奥まで響いてきます。
【鎌田竜生】
僕の父も今年の5月に他界しました。
2年ほど前に小さな癌が見つかり、転移も確認されいきなりステージ4の診断。
間もなく抗がん剤治療に入るも副作用による白血球の減少からくる抵抗力の低下、口中にできてしまう口内炎、口唇炎による痛み。
そして父が選んだのは「治療せずに自然に生きる」でした。
抗がん剤をやめてから、約一年幸い痛みも出ずに元気に生きました。
本当に病人か?と思うほど。
僕が実家に帰る度に嬉しそうに照れ臭そうに、駅まで迎えに来てくれて。あまり喋らず。
それでもやはり迎える別れ。
『竜生、音楽の方は順調か?ちゃんと食べてるか?また一緒に旅行したいな。グァムが良いな。ああいうとこで一生暮らせたら毎日釣りに行ってるんだけどな。』
『いやいや父さん、木更津にも海あるから元気になったら釣りに行こうよ、オレ、今友達のバンドに誘われてドラム叩いてんだ、カッコイイバンドだよ、見に来てよ』なんて会話をしました。
最後はホスピスで眠るように去って行きました。
この曲を聴く度に胸に来るものがあります。
結局、父にはニュートラルで演奏しているのを見せることができなかった。
せめて、父に届けるような気持ちでこの曲を演奏するしか僕には出来ない。
心配させたくないから涙は見せない。
笑顔で演奏してやるぜ。
【清正】
しげるは、この曲を亡くなった親父さんに向けた弔辞と言う。
そんな曲にあれこれ言うことは自分にはできない。
自分にもいつか必ず訪れるその日までは。
ひとつ、個人的に外せないフレーズがある。
”「覚悟を決めたよ」って声は聞こえたかい”
このフレーズを聴く度に、あの日誓った言葉を強く思い出す。
大丈夫です。心配いりません。まかせてください。
【ホームラン代谷】
ツアーで姫路に帰ってしげるの家でライブの準備をしてるといつも、お洒落なしげるの親父さんが「おう!元気か?」と優しい笑顔で現れて、たわいもない話から豪快な話まで色々面白い話をしてくれて、、、いつもご飯もご馳走になったりして、、、美味しい食べ物を勧める時の親父さんはホントに楽しそうで、そこでまた豪快な話を聞いてね、、、いつも可愛がってもらってた。
この曲を演奏する時、そんな笑顔の親父さんの顔が思い浮かびます。
もちろん、寂しさや哀しさはあるけれども、またいつもの豪快な笑い声が聞こえてくるような、、、そこで親父さんが聴いてくれているような感覚になったり、、、うまく言えないけれど、本当に本当に大切な曲です。
好きなアーティストのパーソナルな歌っていうのは、そのアーティストの人間性や人生をとても表現していて、さらにアーティストを好きになる大切な歌だと思う。
この曲はニュートラルらしい、もちろんしげるにしか書けないしげるの人生ソング。
何色よりも濃くてギッシリと愛情が詰まった歌。
アーティストのパーソナルな部分に触れることで、逆に見えてくる自分の人生。
濃ければ濃いほど感情移入を超えて自分の軌跡を振り返ったり、これからの人生をじっくり再考するのではないのでしょうか?
毎回アルバムには必ずパーソナルな人生ソングがあって、自分自身も楽しみにしているが、それこそがニュートラルだと思うし、今のアーティストしげるとしての歌が心の奥まで響いてきます。
【鎌田竜生】
僕の父も今年の5月に他界しました。
2年ほど前に小さな癌が見つかり、転移も確認されいきなりステージ4の診断。
間もなく抗がん剤治療に入るも副作用による白血球の減少からくる抵抗力の低下、口中にできてしまう口内炎、口唇炎による痛み。
そして父が選んだのは「治療せずに自然に生きる」でした。
抗がん剤をやめてから、約一年幸い痛みも出ずに元気に生きました。
本当に病人か?と思うほど。
僕が実家に帰る度に嬉しそうに照れ臭そうに、駅まで迎えに来てくれて。あまり喋らず。
それでもやはり迎える別れ。
『竜生、音楽の方は順調か?ちゃんと食べてるか?また一緒に旅行したいな。グァムが良いな。ああいうとこで一生暮らせたら毎日釣りに行ってるんだけどな。』
『いやいや父さん、木更津にも海あるから元気になったら釣りに行こうよ、オレ、今友達のバンドに誘われてドラム叩いてんだ、カッコイイバンドだよ、見に来てよ』なんて会話をしました。
最後はホスピスで眠るように去って行きました。
この曲を聴く度に胸に来るものがあります。
結局、父にはニュートラルで演奏しているのを見せることができなかった。
せめて、父に届けるような気持ちでこの曲を演奏するしか僕には出来ない。
心配させたくないから涙は見せない。
笑顔で演奏してやるぜ。
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