2012/08/12
メンタル
連日メダルラッシュのロンドンオリンピック!
昨日でいうと、
ボクシングミドル級の村田選手は、史上初の重量級での金メダルを獲得し
「日本人には重量級は無理だと言われていたけど、僕には無理だとは聞いてなかった」とコメント。
そしてさらに「このメダルが僕の価値ではない。これからの人生が僕の価値になる」とも。
本当に強いメンタル。
この段階に成長できるまで一体何回壁を破ってきたのだろう?
何回自分と向き合い自分自身に勝ってきたのだろう?
お見それします。
何事も上手くなるには結局は自分の人間性を高めないといけない。
惰弱な精神のオレは、そんなところまで高められるのだろうか?
そして、28年ぶりのメダル獲得となっと女子バレーボールの銅メダル。
3−0のストレート勝ち!やったー!気持ちいいー!!
木村選手が半端ない!まさにエース!
苦しい時に確実に決めてくれるってほんと頼りになる。
3−0というと簡単に勝ったように思えるけど、バレーボールという球技ほど流れが怖い球技はないと思う。
オレは高校の時にバレーボール部に入った。
大好きなサッカーを部活でするのが辛くなり、クラスメートにバレー部が多かったため、みんなとなんとなく行った見学からそのまま入部するという主体性のなさで部活を決めた。
そんないきさつはいいとして、バレーボールは初心者には難しい球技やけど、ある程度できるようになるととても面白い球技。
レシーブやアタックが決まるとホントに爽快!
そしてある日の公式戦で、格下の高校と対戦した。
14−9とあと1点で勝つ場面からなかなか点がとれない。
その日は監督が休みで、臨時で来ていた代行の数学の先生(あだ名は豆:顔のカタチが豆に似ていたから)がタイムアウトを取り一言。
「慌てるな!落ち着いて行こう。あと1点なんやから、落ち着いて決めれば勝てるんやから」といつもの数学の授業と同じ感じで言った。
その言葉に頷くうちのエースは鼻息を荒くして「ハイ!」と答える。
「あー、あかんかも」とオレはちょっと思った。
せっかく間を取ったのにもかかわらずエースが全く冷静ではない。
まさに猪突猛進状態。
結果、何度アタックを打っても決まらずまさかまさかの逆転負け。
エースは泣いていた。
悔しかったやろうし、チームメイトは何度も「落ち着いて」と声をかけていたから本人も「冷静に」と思っていただろう。
けど、まわりから見ていると切り替えれていない感じがよく分かった。
監督が来ていれば、とりあえず一回選手交代してコートから出してただろう。
身体は熱く、頭は冷静にというのは本当に難しい。
しかし昨日の木村選手は違った。
まさに冷静、そんな感じがした。
苦しい場面でチームを救えるのがエース。
まさにそれがオレには響いた試合でした。
ほんとにメンタルというのは不思議だ。
オリンピックを見ているといつも以上によく分かる。
それが悪い方に出ていたのが男子柔道ではないだろうか?
男子100kg超級の上川選手や100kg級の穴井選手の試合なんて見ていてとても辛かった。
金メダルが当たり前の世界という重圧。
その上、自分が取らないと男子柔道史上初の金メダルなしの大会になるという重圧。
あんな辛い試合、普通の人ならもう畳の上にさえあがれないかも。。。
ただでさえ勝つのが難しい重量級で絶対負けられないというプレッシャーから、いつものように思うように身体を動かせない葛藤が画面から伝わってくる。
で、まさかの敗退。
本来の力を出す前に負けるって本当に辛いでしょうね。
二人の試合が終わり呆然とする表情を見て、2004年のアテネオリンピックで金メダル確実といわれた井上康生選手のことを思い出した。
当時レコーディング中だった僕らは、休憩中に応援していた。
でもあっけなく負けた。敗者復活戦も負けた。
まさに呆然と天を見上げる井上選手を見て、後日しげるが曲を書いて来た。
それが「汚れていけ」だった。
「汚れていけ 汚れていけ 正しさの意味がわかるまで
迷っていけ 迷っていけ でもいつかきっと見つかるはずさ
そうさ まだ僕ら負けちゃいない」
穴井選手が相手に押さえ込まれたとき、コーチの井上康生さんは大きな声で畳の奥から「逃げろ!逃げろ!」と叫んでいました。
どんな気持ちだったのだろうか?なんとも言えない気持ちになった。
「初めて負けたことが悔しかったんだろう
その涙は明日へとつなげていけばいい」
晴れの大舞台で自分の力を出せるメンタルというのは、一体どうやって鍛えるのだろう?
まだまだ人生は長い。
まだまだ取り返せる。
これからの日本の柔道に期待したい。
オリンピックももうあとわずか。。。
どんな試合でも本当に心がグワっと掴まれて熱くなる。
代谷
昨日でいうと、
ボクシングミドル級の村田選手は、史上初の重量級での金メダルを獲得し
「日本人には重量級は無理だと言われていたけど、僕には無理だとは聞いてなかった」とコメント。
そしてさらに「このメダルが僕の価値ではない。これからの人生が僕の価値になる」とも。
本当に強いメンタル。
この段階に成長できるまで一体何回壁を破ってきたのだろう?
何回自分と向き合い自分自身に勝ってきたのだろう?
お見それします。
何事も上手くなるには結局は自分の人間性を高めないといけない。
惰弱な精神のオレは、そんなところまで高められるのだろうか?
そして、28年ぶりのメダル獲得となっと女子バレーボールの銅メダル。
3−0のストレート勝ち!やったー!気持ちいいー!!
木村選手が半端ない!まさにエース!
苦しい時に確実に決めてくれるってほんと頼りになる。
3−0というと簡単に勝ったように思えるけど、バレーボールという球技ほど流れが怖い球技はないと思う。
オレは高校の時にバレーボール部に入った。
大好きなサッカーを部活でするのが辛くなり、クラスメートにバレー部が多かったため、みんなとなんとなく行った見学からそのまま入部するという主体性のなさで部活を決めた。
そんないきさつはいいとして、バレーボールは初心者には難しい球技やけど、ある程度できるようになるととても面白い球技。
レシーブやアタックが決まるとホントに爽快!
そしてある日の公式戦で、格下の高校と対戦した。
14−9とあと1点で勝つ場面からなかなか点がとれない。
その日は監督が休みで、臨時で来ていた代行の数学の先生(あだ名は豆:顔のカタチが豆に似ていたから)がタイムアウトを取り一言。
「慌てるな!落ち着いて行こう。あと1点なんやから、落ち着いて決めれば勝てるんやから」といつもの数学の授業と同じ感じで言った。
その言葉に頷くうちのエースは鼻息を荒くして「ハイ!」と答える。
「あー、あかんかも」とオレはちょっと思った。
せっかく間を取ったのにもかかわらずエースが全く冷静ではない。
まさに猪突猛進状態。
結果、何度アタックを打っても決まらずまさかまさかの逆転負け。
エースは泣いていた。
悔しかったやろうし、チームメイトは何度も「落ち着いて」と声をかけていたから本人も「冷静に」と思っていただろう。
けど、まわりから見ていると切り替えれていない感じがよく分かった。
監督が来ていれば、とりあえず一回選手交代してコートから出してただろう。
身体は熱く、頭は冷静にというのは本当に難しい。
しかし昨日の木村選手は違った。
まさに冷静、そんな感じがした。
苦しい場面でチームを救えるのがエース。
まさにそれがオレには響いた試合でした。
ほんとにメンタルというのは不思議だ。
オリンピックを見ているといつも以上によく分かる。
それが悪い方に出ていたのが男子柔道ではないだろうか?
男子100kg超級の上川選手や100kg級の穴井選手の試合なんて見ていてとても辛かった。
金メダルが当たり前の世界という重圧。
その上、自分が取らないと男子柔道史上初の金メダルなしの大会になるという重圧。
あんな辛い試合、普通の人ならもう畳の上にさえあがれないかも。。。
ただでさえ勝つのが難しい重量級で絶対負けられないというプレッシャーから、いつものように思うように身体を動かせない葛藤が画面から伝わってくる。
で、まさかの敗退。
本来の力を出す前に負けるって本当に辛いでしょうね。
二人の試合が終わり呆然とする表情を見て、2004年のアテネオリンピックで金メダル確実といわれた井上康生選手のことを思い出した。
当時レコーディング中だった僕らは、休憩中に応援していた。
でもあっけなく負けた。敗者復活戦も負けた。
まさに呆然と天を見上げる井上選手を見て、後日しげるが曲を書いて来た。
それが「汚れていけ」だった。
「汚れていけ 汚れていけ 正しさの意味がわかるまで
迷っていけ 迷っていけ でもいつかきっと見つかるはずさ
そうさ まだ僕ら負けちゃいない」
穴井選手が相手に押さえ込まれたとき、コーチの井上康生さんは大きな声で畳の奥から「逃げろ!逃げろ!」と叫んでいました。
どんな気持ちだったのだろうか?なんとも言えない気持ちになった。
「初めて負けたことが悔しかったんだろう
その涙は明日へとつなげていけばいい」
晴れの大舞台で自分の力を出せるメンタルというのは、一体どうやって鍛えるのだろう?
まだまだ人生は長い。
まだまだ取り返せる。
これからの日本の柔道に期待したい。
オリンピックももうあとわずか。。。
どんな試合でも本当に心がグワっと掴まれて熱くなる。
代谷
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