2011/08/19
ホームランのマンガ日記5
どうも、みなさんHRマンガ夜話のお時間です。
8月に入りましたがエンドレスエイトばりにまだまだ続きます。
(心折れそうですが。。。笑)
今回は、歴史をテーマにしたマンガをピックアップしたいと思います。
歴史マンガというものは大まかに分けて、残っている文献などに沿って描く「史実モノ」(誰も分からない謎な部分は面白く想像し加味して描く)と、史実を忠実に再現するのではなく、その時代背景だけを引用しオリジナルのストーリーを展開する「架空モノ」がありますね。
史実モノは、如何に実際の歴史に沿っていても100%真実が分かっていることは、時代が遡れば遡るほど少ないわけで、逆にそこを如何に納得できるだけの面白い仮説が提示できるか?が鍵となっているのではないかな?
「歴史ってつまんなーい」っていう女子が大半かと思いますが、歴史は未来を作る為にやっぱ知っておかなければならない要素のひとつなので意外と大切だったりします。
さて、史実モノで今一番文献を忠実に再現しようとしているのが「センゴク」です。
美濃・斉藤家の家臣だった仙石権兵衛秀久は織田信長に捕らえられ、その部下として織田家中に迎え入れられるところから話は始まる。
文献調査や古戦場の現地取材などの徹底的な歴史考察により、新しい戦国時代描写の提示を行っていて面白い。
実際の文献を記載したり、論文のように仮説を打ちたてる様はまるで学校の授業のよう。
画力もあり、説得力もありの本格歴史マンガ。
次に「へうげもの」
戦国時代の武士の戦いよりも「数奇」や「わびさび」に目覚めた武将:古田織部のお話。
「センゴク」とは違い、「合戦」より「美」や「数奇」つまり茶道・美術・建築などの当時の文化や教養に重点を置いてコミカルに描かれているのが特徴。
これが面白いし女性にも読みやすいかと。
テーマが「数奇」なので絵も話も重すぎずコミカルに、そしてしっかりと深みもあって読みごたえがありますねー。
一応史実通りなんやけど、信長の死を「秀吉暗殺論」で展開してます。
そういえば最近、有名な信長像の絵が2度書きやったって発見されてましたね。
わざわざ信長の衣装を地味に描き直してたらしいですよー。
秀吉による信長暗殺がかなり現実味を帯びて来たとオレはかなり興奮した!
歴史はその時代の支配者によって常に書き換えられるからある意味、怖いですね。
信長の死の真相は、いつか明らかにならへんかなー?
ピラミッドと同じくらい謎や。
逆にオリジナルの要素が強いのが「あずみ」と「Jin〜仁〜」
「あずみ」は江戸時代初期の刺客のお話。
戦国時代も終わり江戸時代初期、徳川の太平の世を磐石にするため、氾濫分子を抹殺していく刺客「あずみ」
加藤清正や豊臣秀頼、伊達政宗などの暗殺に関わっていく。
もちろんオリジナルストーリー。
まー幼少期から刺客に育てられた哀しき人生のあずみの葛藤と歴史上の人物が次々とあずみと関わる面白さがあるマンガ。
「とにかくいつも命を狙い狙われる刺客って辛いねー」と見ていて苦しくなるが面白い。
最近ドラマで好評でした「Jin〜仁〜」の場合。
現代の外科医がなぜか幕末にタイムスリップしてしまうというお話。
歴史上死ぬ予定の人物を助けることで「歴史を変えてしまうのでは?」という歴史モノのオーソドックスな展開に立ち向かうのです。
医療というモチーフから幕末にスポットを当てたのが初めてだっただけに、現在と当時の医療の技術格差やインフラ格差との格闘、当時の江戸の人々の暮らし、そして激動の幕末史に影響を与えるという面白さが楽しめるマンガです。
ドラマを見ていなかったので、今度ゆっくりみたいなー。
しかしペニシリンって大切なんですね。
単純に医療の勉強になります。
あと、海外の歴史モノも紹介しますね。
「寄生獣」の岩明均さんの作品で「ヒストリエ」。
紀元前4世紀のマケドニア王:アレキサンドロスの書記官として仕えたエウメネスのお話。
相変わらず端正な絵柄とは裏腹に突如残虐な描写が出てくるが、それも持ち味だしストーリーもとても面白いです。
オレは世界史は名前を覚えるのが苦手で専攻しなかったので、やっぱりキャラの名前が覚えられない。(笑)
ヒエロニュモスとかアンティゴノスとかなんか覚えれないっていうか頭に全く入らへん。
でも、面白い。
最後に「火の鳥」
これはもう歴史マンガというか大河ドラマというか、歴史上あらゆる時代で「火の鳥」が関わり「生命とは何か?人間とは何か?」と強烈に問いかけてきます。
マンガの神様:手塚治虫先生のライフワーク作品で残念ながら未完のまま終わってます。
正確にいうと歴史モノというジャンルではないような気もするけれど、古代から未来までいろんな時代を描いているのでここで紹介しました。
もうこれは読んでみなさん自身で感じてください。
手塚先生の思いを受けとってほしいですね。
それでは恒例のHR歴史マンガ編ランキングです(好み)
10位までは僅差で、どれが1位でも問題ないかなー。
「るろうに剣心」はバトルマンガやけど幕末ってことで歴史マンガに括ってます。
(「悪・即・斬!牙突!!」by斎藤一)
同様に「修羅の刻」もバトルマンガやけど、歴史上の人物と対決していくのでこちらに。
1、へうげもの
2、あずみ
3、三国志
4、バガボンド
5、火の鳥
6、センゴク
7、ヒストリエ
8、JIN-仁-
9、おーい!竜馬
10、修羅の刻
11、るろうに剣心
12、戦争論
13、花の慶次
14、ジパング
15、蒼天航路
16、項羽と劉邦
17、風雲児たち
18、シグルイ
19、テルマエ・ロマエ
20、史記
追記
今日は久しぶりのゲリラ豪雨でしたね。
洗濯モノが一瞬でデスりました(悲)
明日も雨らしいですが、代官山でライブです。
雨にも負けず風にも負けず明日はライブを楽しむぜい!
一緒にいいライブにしましょうね。
8月に入りましたがエンドレスエイトばりにまだまだ続きます。
(心折れそうですが。。。笑)
今回は、歴史をテーマにしたマンガをピックアップしたいと思います。
歴史マンガというものは大まかに分けて、残っている文献などに沿って描く「史実モノ」(誰も分からない謎な部分は面白く想像し加味して描く)と、史実を忠実に再現するのではなく、その時代背景だけを引用しオリジナルのストーリーを展開する「架空モノ」がありますね。
史実モノは、如何に実際の歴史に沿っていても100%真実が分かっていることは、時代が遡れば遡るほど少ないわけで、逆にそこを如何に納得できるだけの面白い仮説が提示できるか?が鍵となっているのではないかな?
「歴史ってつまんなーい」っていう女子が大半かと思いますが、歴史は未来を作る為にやっぱ知っておかなければならない要素のひとつなので意外と大切だったりします。
さて、史実モノで今一番文献を忠実に再現しようとしているのが「センゴク」です。
美濃・斉藤家の家臣だった仙石権兵衛秀久は織田信長に捕らえられ、その部下として織田家中に迎え入れられるところから話は始まる。
文献調査や古戦場の現地取材などの徹底的な歴史考察により、新しい戦国時代描写の提示を行っていて面白い。
実際の文献を記載したり、論文のように仮説を打ちたてる様はまるで学校の授業のよう。
画力もあり、説得力もありの本格歴史マンガ。
次に「へうげもの」
戦国時代の武士の戦いよりも「数奇」や「わびさび」に目覚めた武将:古田織部のお話。
「センゴク」とは違い、「合戦」より「美」や「数奇」つまり茶道・美術・建築などの当時の文化や教養に重点を置いてコミカルに描かれているのが特徴。
これが面白いし女性にも読みやすいかと。
テーマが「数奇」なので絵も話も重すぎずコミカルに、そしてしっかりと深みもあって読みごたえがありますねー。
一応史実通りなんやけど、信長の死を「秀吉暗殺論」で展開してます。
そういえば最近、有名な信長像の絵が2度書きやったって発見されてましたね。
わざわざ信長の衣装を地味に描き直してたらしいですよー。
秀吉による信長暗殺がかなり現実味を帯びて来たとオレはかなり興奮した!
歴史はその時代の支配者によって常に書き換えられるからある意味、怖いですね。
信長の死の真相は、いつか明らかにならへんかなー?
ピラミッドと同じくらい謎や。
逆にオリジナルの要素が強いのが「あずみ」と「Jin〜仁〜」
「あずみ」は江戸時代初期の刺客のお話。
戦国時代も終わり江戸時代初期、徳川の太平の世を磐石にするため、氾濫分子を抹殺していく刺客「あずみ」
加藤清正や豊臣秀頼、伊達政宗などの暗殺に関わっていく。
もちろんオリジナルストーリー。
まー幼少期から刺客に育てられた哀しき人生のあずみの葛藤と歴史上の人物が次々とあずみと関わる面白さがあるマンガ。
「とにかくいつも命を狙い狙われる刺客って辛いねー」と見ていて苦しくなるが面白い。
最近ドラマで好評でした「Jin〜仁〜」の場合。
現代の外科医がなぜか幕末にタイムスリップしてしまうというお話。
歴史上死ぬ予定の人物を助けることで「歴史を変えてしまうのでは?」という歴史モノのオーソドックスな展開に立ち向かうのです。
医療というモチーフから幕末にスポットを当てたのが初めてだっただけに、現在と当時の医療の技術格差やインフラ格差との格闘、当時の江戸の人々の暮らし、そして激動の幕末史に影響を与えるという面白さが楽しめるマンガです。
ドラマを見ていなかったので、今度ゆっくりみたいなー。
しかしペニシリンって大切なんですね。
単純に医療の勉強になります。
あと、海外の歴史モノも紹介しますね。
「寄生獣」の岩明均さんの作品で「ヒストリエ」。
紀元前4世紀のマケドニア王:アレキサンドロスの書記官として仕えたエウメネスのお話。
相変わらず端正な絵柄とは裏腹に突如残虐な描写が出てくるが、それも持ち味だしストーリーもとても面白いです。
オレは世界史は名前を覚えるのが苦手で専攻しなかったので、やっぱりキャラの名前が覚えられない。(笑)
ヒエロニュモスとかアンティゴノスとかなんか覚えれないっていうか頭に全く入らへん。
でも、面白い。
最後に「火の鳥」
これはもう歴史マンガというか大河ドラマというか、歴史上あらゆる時代で「火の鳥」が関わり「生命とは何か?人間とは何か?」と強烈に問いかけてきます。
マンガの神様:手塚治虫先生のライフワーク作品で残念ながら未完のまま終わってます。
正確にいうと歴史モノというジャンルではないような気もするけれど、古代から未来までいろんな時代を描いているのでここで紹介しました。
もうこれは読んでみなさん自身で感じてください。
手塚先生の思いを受けとってほしいですね。
それでは恒例のHR歴史マンガ編ランキングです(好み)
10位までは僅差で、どれが1位でも問題ないかなー。
「るろうに剣心」はバトルマンガやけど幕末ってことで歴史マンガに括ってます。
(「悪・即・斬!牙突!!」by斎藤一)
同様に「修羅の刻」もバトルマンガやけど、歴史上の人物と対決していくのでこちらに。
1、へうげもの
2、あずみ
3、三国志
4、バガボンド
5、火の鳥
6、センゴク
7、ヒストリエ
8、JIN-仁-
9、おーい!竜馬
10、修羅の刻
11、るろうに剣心
12、戦争論
13、花の慶次
14、ジパング
15、蒼天航路
16、項羽と劉邦
17、風雲児たち
18、シグルイ
19、テルマエ・ロマエ
20、史記
追記
今日は久しぶりのゲリラ豪雨でしたね。
洗濯モノが一瞬でデスりました(悲)
明日も雨らしいですが、代官山でライブです。
雨にも負けず風にも負けず明日はライブを楽しむぜい!
一緒にいいライブにしましょうね。
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