故郷はと聞かれれば「姫路」ですと答える。
だが、もう故郷を離れて18年。
あと数年で故郷で過ごした年数を東京ライフが追いつき、やがて追い越す。
何も考えず飛び出してきたあの頃、ダメになったら姫路に帰ればいいや、どっかにそんな甘い考えがあったのかもしれない。
でも今思うのは、もはや今姫路に帰っても僕の居場所はどこにもない。
18年という年月はそういうものなのだと気付かされる。

姫路の街の雰囲気も変わり、もう故郷という匂いではなくなってきている。

なのに。
だのに。
え、今日姫路から来てるんですか？と聞いてくるアホなバンドマンがいる。
アインアンクローで地面に押し付けたい。
東京で頑張っとんねん、頑張ってきてんねん。調べろ！アホ。というのをつっかえながらも飲み込んで「今は東京なんですよ」と笑って返す。
18年という年月はそういうものなのだと気付かされる。

今は東京での生活がすっかり身体に染み込んでいる。
ただ、、、昔から言っているが可能であれば、全国各地で1ヶ月づつ住んでみたいというのが僕のささやかな夢だ。

中学生の多感な頃を思春期と呼ぶ。
僕はその大事な時期に音楽と出会った。
寝ても覚めても音楽。

ある日、塾をサボって家でギターを抱えハーモニカホルダー装着でハーモニカを吹いていたところ、帰ってくるはずのない時間に親父が帰宅。いつもあらゆることに寛大な親父がめっちゃキレたのを覚えている。
「おまえ、熱あるんちゃうんかい！なにギター弾いてハーモニカ吹いとるねん！！」。
ぼくはずっと、この後半にハーモニカ吹いとるねん！！が頭と心に残っていた。

大人になって気づくのが、たぶんハーモニカがムカついたのだと思う。
塾サボってギター弾くのは、なんかポロポロとつまむような感じでわかるが、ハーモニカホルダー装着は本域だ。ライブだ。
そしてハーモニカホルダーはなんか陽気に見える。

塾サボってまでやることではない。
ムカついたんやろうな。。。

前にも書いたが僕が唯一やり続けているゲーム。
ドラクエを途中でほったらかしにしている。
もはや一からやり直さなければ何がないかわからない。

正直、僕のドラクエとの向き合い方も時代によって変化し、ここ数年はネットで攻略ルートを見ながら攻略するという、面白みの大事な部分を失ったまま行うことが多かった。

僕は大人になったのだろう。
時間がないのだ。
いや、昔だって時間はなかった。
ただ、ゲームに充てる時間がないのだ。
寝不足になってまでやろうとは思わない。

高校生の時、おもろすぎて学校休んでまでやっていたあの情熱はない。
やはり人を動かすのは情熱なのだろう。

夏だーーー！
海行こう！！
僕は昔からそう思ったことが一度もない。
むしろそう誘ってくる友達たちを、小学の時に外で野球している同級生を彼女と二人で青春だねぇと一つ上の視点で見ていた時のような気持ちで見ていた。

その理由に僕が泳げなかったというのもでかいだろう。
もう一つは砂がつくだ。

砂がつくとややこしい。
洗ってもやはりどこかに砂はこぼれている。
車の隅、家の廊下、新聞の隅、桜木町、こんなこところに状態だ。

今年も夏が来るが、間違いなく僕は海にもプールにもいかないだろう。
たとえそこに女性がいたとしても、、、、いやいたら行くな。
笑顔で浮き輪と麦わら帽子で。

僕は基本的に僧侶のように物欲がないのだが、ここのところ3ヶ月に一回ほど物欲が溢れる。
その１回がなかなかの高額なもので我ながらビビる。
ギター、パソコン。
不幸中の幸い、事故によってその物欲は圧倒的に抑えられたのだが。。。

ずっと大切にしていたロレックスが止まった。
パントピストルの時に買ったものだ。
一度もオーバーホールは出していなかった。
本当は３−5年に一回はオーバーホールを出すらしいのだが、、、。
修理代はやはり二桁。

悩むが大切なものであり、時計のように時間と関連するものは直しておかないとゲンが悪い気がする。
そんなこんなで結局本日も、んーーーーと悩み続ける日々。
夏が来る。

新しいギターを買った。
それを記念して？それを見せびらかせたいから？
8月10日に自分の所有のアコースティックギターを全部披露してライブをやりたいと思う。
楽曲メインというよりも、ギターの音色にあった曲たちを選んで演奏する。
そんなマニアックなライブになりそうだ。

もともとアコースティックギターに魅せられて音楽を始めた僕の原点回帰のようなライブ。
個人的にもとても楽しみだ。

元気ですかぁぁぁぁぁ！
アントニオ氏はどこでこのフレーズがいけると踏んだのだろう。
アントニオ氏のモノマネをやれと言われれば、８割がこのフレーズをいう。
残り１割が１、２、３と先走り、後の１割が「姑息なことはするな！」とわけのわからぬマニアックな言葉を用いるだろう。

話は逸れたが、元気ですかぁぁぁぁぁ！とビックリマークをつけたが、元気ですかぁぁぁぁぁ？と訪ねているようには当然見えない。
元気ですかぁぁぁぁぁ！のあと、元気があればなんでもきると少しだけトーンダウンして、そっからボルテージを再びあげて「いくぞーーー！」とここからさらに１、２、３ダー！へと移行する。

そもそも１、２、３ダーとは乱暴である。
アントニオさん、１、２、３のあと決め台詞お願いします。
といわれ、ギリギリまで何も出てこなくて、結局叫んだ、が由来のような気がしてならない。

この昭和丸出しの元気ですかぁぁぁぁぁ！が今になって骨身にしみる。

みなさん、

元気ですかぁぁぁぁぁ！

筋肉は裏切らない。
筋トレをする人は必ずこれをプロテインに混ぜて言う。
トレーニングをすれば必ず効果が出る。
出ないのはやり方がまずいか、やっぱやってねぇーか。
やり方がまずいのも、やはりどっかで楽なやり方を見つけてそれでやるから効かない。
つまり自分が自分を裏切ってるのダァァァァァァァァ！げんきですかぁぁぁぁぁ！

何かにつまずいたり迷ったりする人が筋トレをやるとはまる。
なぜならやったらやった分だけ成果が出るから。
そしてさぼると努力は水のように流れる。

そんな僕は怪我も相まってもう2ヶ月もトレーニングをしていない。
今思うことは。。。

ほどほどでいい。

好きな人と別れる。
人生に於いてこれほど辛いことはあるのだろうか。
家族よりも親密な恋人に拒絶される。

ある日急に親から「ごめん、他に好きな子供ができた。離れて暮らして欲しい。連絡しないで」と言われたらどうする？
うそやろ、ママン。
なんで？なにが？

それと同等のことを言われるということだ。

考えるだろう。
うろたえるだろう。
好きな人からの拒絶。
ラインブロック。
あんな好きやったはずなのになんで。
ここで追いかけようもんなら悪循環。わかっちゃいるけどやめられない。
ストーキング一歩手前。いつも相談に乗ってくる「気持ちに正直じゃないと」と無駄に背中を乱暴に押す親友のA子でさえ「他にいい人いるってばよ」と他流派を推進。

死にたくなるよな。

まったく恋愛というのは厄介だ。
だが、安心しろ。

スッゲェ辛いけど、飯食うだろ。
寝るだろ？

そんなもんってことだ。
人はとどのつまり自分が可愛い。
屁こいでポテチ食って寝ろ。

んで、朝カーテン開けて「んーーーー」って言いながらのびろ。
んで、「んーーーー」って、って自分のダサさを笑え。
もっとダサいのはいつまでもその恋にしがみついてることだと気づくから。

人生に於いて告白したことは何度あるか。
甘酸っぱいねぇー。
俺もあるなぁ。
俺でも失敗したこともあったな。
甘酸っぱいねぇー。

告白ってむずいのね。
友達に呼び出してもらうパターン。
待ち伏せパターン。

でも今じゃLineやろね。
もはや。
今の恋愛の８0％はLineではじまりLineで終わる。
面と向かって言うのが大切と言う価値観は形を変えている。
僕らが学生の時にLineがあればきっと僕は使いまくっていたと思う。
ってか、面と向かい合うよりLineでくどく言うのは難しい。
温度が伝わらない分、一方的だと断られるからだ。

Lineが出来て僕らの生活は変わった。
それを否定していてはこの時代で未来が描けない。
受け入れることが難しくても理解する、それが大切であり、そう言う心であれば、麺と向かいあおうがLineであろうがうまくいく。
そう思う。