今日で僕の30代が終わる。
今日と明日で何が変わるわけでもないが、心の立ち方に変化があるような気がする。
自分の中で何かを変えようと心に決めてソロでも歌い出したのが30歳の時。
音楽の為に右脳を鍛えようとご飯を食べるのに左手を使うようになったのも30代。
いろいろあったな。
プライベートも音楽も。
どれも愛しているとは言えないが、どれもこれも僕の30代に刻まれている。

そしてまだ僕は独身だ。
一人称が僕と俺の間にあるように、僕はまだ少しだけ足が浮いている。

30代。
合格とは言えないが、格好良かったと思う。
それでいいかな。
沢山歌って、沢山の人と出会った。
僕の歌を愛してくれた人がいた。
素敵な事だ。

ありがとう30代。
感謝しているよ。

ホームラン代谷の誕生日だった。
スタジオに行く前にケーキを買って、「なんでこんな事せなあかんねん、もう何年やってんねん」と思いながらも買いに行ってしまう自分ににんまり。

代谷は昔から頭がよく、勉強がよくできて、バンドなんて不良な事をやっていなければ今頃まったく別の人生を歩んでいたかもしれない。と、昔はそう思っていた。
俺が代谷を巻き込んでしまった。そう思った事も何度となくあった。

先日、PV監督や昔から撮ってくださっているカメラマンさんとご飯を食べていたら「代谷さんのあの話、なんでしたっけ？」と振られ、久しぶりにホームラン代谷伝説をいくつかお話させていただいた。
代谷はそこにいなかったのに、代谷を知らないスタッフさんまでもが大笑いしていた。
俺も話しながら、この頃の代谷あほやな。ってかヤバいな。と寒気を覚えるほどだった。
やっぱり代谷は俺と出会えてよかったと思う（笑）。
本当に人として欠けているモノが沢山あった。
愛情や優しさは変わっていないが、アウトプットが下手すぎたのだろう。
それは今でも変わらないが、あの頃よりは素敵な人になった。
俺が言う事ではないが、あのまま代谷がおっさんになっていたらだいぶ偏屈な親父になっていた事は間違いない。
そう思うとむしろ感謝してほしい。
向こう５年は会うたびに「おはよう」ではなく「ありがとう」。
ご飯食べる前は「いただきます」の前に「しげるさま今日1日の、、、」と目を閉じてつぶやいてほしい。
僕のアー写を寝室に飾ってほしい。
愛する人が出来たら僕の住む町の方向に足を向けないように強くお願いしてほしい。

ここ最近、代谷はまともになりすぎて面白くない。
もっと破天荒だった彼に少しだけ会いたい。
もちろん8mくらい離れた距離で。

代谷、誕生日おめでとう。

先日ライブをした時に、見てくれた後輩が「僕の知らない曲が多かったですね」と言っていた。
確かにここ２年ほどで書いた曲、もっといえば昨年から今年に書けて書いた曲をメインに歌っていた。
詳しく話してないから分からないけど、たぶん後輩君は自分が聴いていた昔の曲を聴きたかっただろうと思う。
その気持ちはよくわかる。
僕だって好きなアーティストを聴きに行く時そうだもの。
でも、ライブ後は「初めて聴いたけどあの曲が良かった」と新しい曲を褒めてくれる声をいくつか聞いた。
これで良いのだと思う。
これを目指したいと思う。

昔から僕が変わってないのは前進する事。
曲を書く事。
懐メロのように聴かれるにはまだ早い。
もちろん聴きたい歌もあるだろう。
その言う時はワンマンライブに来てほしい。
ワンマンライブは古い歌から新しい歌まで歌える場所だ。

僕としてはこれからも才能が許す限り新曲を絶えず披露していきたい。
それでいて「あの曲やらなかったけど、今日歌った新曲、なんか良かったよなぁ」と言われるようなライブを21歳からずっと目指している。

THE NEUTRALとしては「バンドガール」以降、新曲を発表してなかったので、今は創作意欲に溢れている。
今はこのまま。
変わらぬ情熱のまま。
歌に。

上野でライブだった。
今は制作とライブの日々。
これが重なるとき、たまに頭と体がこんがらがる。
集中、集中。

終わったあと、そのまま車で姫路へ移動。
只今、朝方の６時３７分。
家に着いた。

母の住む家に帰る。
母を起こさぬようにこっそりドアを開けて中に入る。
５歩くらい進むとほのかに線香の香りがする。
そして親父がいない事を再認識する。
仏壇に手を合わせ「帰ってきました」と報告する。
そのあと、、、。

そのあと誰にも言っていないが僕が必ずする行動がある。
親父の部屋の扉を開ける。
いまだにひょっとしたらと思ってしまう。
幽霊でも良いから親父に会いたいなぁと開けてしまう。
しかしもうあの部屋に人のにおいはしない。
少しだけ物置みたいになってきた。
特に寂しいとはもう感じない。
やっぱりそうか、そうよな、と自分が眠る部屋に戻る。

今お風呂の追い炊きを押した。
沸くまでの間、何をしようか。
明日は、、、もう今日か、、、今日は何もする事がない。
家で曲を書いていようと思う。
ふるさとで親父の思い出のあるこの家で、曲を書こうと思う。

明後日はライブだ。
明後日もライブなんだ。

ただいま。

先日、清正君が誕生日を迎えた。
高校生の頃から知ってるけど、変わらないなぁと思いつつも、いや、あの頃とはだいぶ違うかぁとも思ったり。

大きく変わったところは、ギターを持つとかっこ良くなったなぁと思う。
前まではギターは彼を変える道具だったけど、今は彼がギターを使って変わっているように思える。

そんなこんなで僕らはこの歳になっても誕生日プレゼントをあげている。
昨年はパチンコの印税を現金であげるという離れ業をしたけど、今年はどうしようか。
衣類は趣味が出るので誰であっても貰っても大半は困るであろう。
かといって食べ物のようになくなってしまうものも味気ない。
非常に困っている。
意外とまさかのためのアイコス２台目か！？

スタッフも２月生まれ、シロヤも２月生まれ。
出費がえぐい。
出費もえぐいが何年もあげ続けているプレゼント、もう変化のしようがない。
さぁ、どうしようか。。。

とりあえず、お誕生日おめでとう。


追記、今日は上野で、明後日は姫路でソロライブです。
関西地方のみなさん、姫路は２マンで長いので、ぜひ歌を聴きにきてくださいね！！

1月29日はデビュー日だった。
懐かしいなぁと目を細めながら、なんか色々変わった気がするし変わらない気もするしなぁとぼんやり考えていた。

変わっていくもの。
変わらないもの。
時折時間の節目に立ち止まるように考えてしまう。

変わらないものって大切なように思うけど、あまりに変化がなさすぎるのも面白くない。
久しぶりに会う人でhappyな部分が変わっていない時は素敵だなぁと思うけど、ダメなところがまったく変わってなかったり、幼稚なままだったりすると溜め息がこぼれる。
某ラーメン屋さんの張り紙を思い出す。
「変わらない味を守る為に日々、少しずつ進化している。」

変わっていく事は大切。
でも、変わりすぎるとやっぱりだせぇと思ってしまう。
足下見失うなよと。

そう思うと、やはり行間だと思う。
人生の大半はこの行間を読めるかが鍵のように思う。
変わっていくもの、変わらないものの中間。
この行間を読めるかどうかというのはいつだって他者の目を気にして成り立つ事。
他者を目を気にせずに生きろ！というのはあまりに稚拙でいい加減な言葉だ。
僕らの日々は常に誰かと関わって作られているのだから。

そんな事を思ったデビュー日。
僕は変わらずに音楽の世界にいて、たぶんもう、、、雨男ではなくなった。