８年に一度くらい、もっのすごい嘘をつく人に出会う。
はじめは中学の時の友達。
でかい家を見つけると「あれ、俺の家」というオーソドックスなものから、「おれのねえちゃんCA」というエッジの効いたものや、最後の最後には中学卒業と同時に外国へ行くと言うどでかい嘘をついて、僕らの街にいられなくなり遠い遠い電車で１時間以上はなれた高校に通うはめになったというネリ辛子のようなエピソードがある。

次に出会ったのは高校のときの知人。
僕がmacのパソコンを買ったのを見て「あっ、オレその家に３台ある」というスタンダードな嘘だったり、NBAの選手と1on1をしたとか、NBAのチームから白紙の小切手渡されて契約を求められたとか、もうエッジが立っているどころではなく月にロケット級の嘘もあった。最後には今日の午後の「笑っていいとも」の時間帯に記者会見をするからテレビを見てくれ！と言い出すのだ。
もはや月にうさぎレベルだ。
当然、そんな発表はなかった。

最後に出会った嘘つき人は友達の弟の恋人。
その弟は彼女がなかなか出来なかったらしく、ようやくできた恋人にめろめろだった。一度一緒にご飯を食べにいったのだが、この時の言動でオオカミ少年免疫の出来ている僕はぷんぷんと匂い、ご飯会の最後に友人を呼び出して「こんなこというのもあれだけど、、、弟、、、気をつけた方が良いと思う。あの彼女やばいよ。。。たぶん今日話した事ほとんど嘘だと思う。。。」と伝えた。
友達は「いやぁ、んなことないやろ」と笑っていた。
僕だって友人の弟の彼女に文句は付けたくない。
でも僕の嗅覚が訴えているのだ。
それから数年後、やはりその彼女が大嘘つきだった事が発覚して破局。
僕は予感があったってしまったことに「やっぱりな」という気持ちよりもがっかりしたのを覚えている。

彼らの特徴はすぐにバレる嘘でも堂々とつく事である。
あまりのあっぱれさに人は騙される。

嘘をつかれるたびに思う事がある。
嘘をつかれた事に腹は立たない。
ただいつもいつも嘘をつかなきゃいけないその人たちを見て悲しくなってしまうのだ。
嘘は人間の英知。
必要悪の嘘はあるけど、悪しかない嘘もある。
そしてその悪しかない嘘をつくと最後には自分に返ってきてしまう。
あなたもいつか出会うと思う。
どでかい嘘をつく人に。
もう出会ってるかもね。
だが、怖い事に以外と僕の周りは気付いていない人も多かったのがこれらの嘘つき人の特徴だ。おそろしや。

追記、こんな話の後にあれですが、姫路のライブ、リバーシティのインストア。
ありがとう。
故郷になにか還元できているならばオレは、、、うれいしっす。
またライブで会おう！！

数年前、後輩の父親が亡くなった。
「もともと関係がそれほど良くなかったから、思ったほど悲しくないんっすよ。」
そういう後輩の真意を僕は汲み取る事も出来ず、とにかく元気づけようと「腹減った！飯いこうぜ！！」とベタな選択肢をとって出かけた。

広島焼きのうまい店があるねん。
と出かけたが、その店はなくなっていた。
そもそもなくなるような店本当にうまかったのか！？と今になって思うのだが、その時は「なんでこんな時になくなってるねん！」と亡き店の後を睨んでいた。が、かといって車を出して別のところへ移動する間のガッツはなく、ってか後輩を元気づける為にもガッツ出せよ！と今になって思うのだが、そんなことよりもお好み腹になった気持ちをどうにしかしたくて、うろうろしていると、まさかのできたてのお好み焼き屋を発見！！
もうここでいいか？と後輩を元気づけるという当初の目的をなくしたまま店内へ。

おそらく脱サラで新しくお店を出したのだろう。
かねてからの夢だったのかもしれない。
絶対そうだ！と思える理由の一つに家族経営丸出しだった。
高校生の娘も無理矢理バイトをさせられ、お母さんらしき人の不慣れなのに過剰接客と言うなんともアットホームな空間。
父親を亡くした後輩と、家族経営のお好み焼き屋。
なんてこったい。
せめておいしくあってくれ！と願う僕の思いはどこへやら。
出てくるのはめちゃくちゃ遅い。しかも客が自分で焼くタイプで店もガラガラなのに遅いってどういう事！？味はもちろんおいしくない。

ご飯屋さんでおいしくないと会話は弾まない。
なんかごめんなぁと後輩に言い残して店を出た。

「それにしてもまずかったなぁ。」
「まずかったっすねー。」

覚えているのはその会話と、店を出た時に珍しく星がきれかった事。
さっきぐるなびで調べたら、当然その店はもうなくなっていた。

あの家族もあの日の僕らと同じように星が見れたら良いなぁなんて思った。

僕は昔から曲のタイトルというものにこだわらない。
だが多くの人から「タイトルはこだわった方が良い」「タイトルでひっかかりを」と言われるのだが、いつも「そうですねー」なんて言いながら聞き流している。

というのも僕のような構成で書く作詞家はタイトルはテーマのままでいいと思う。
韻文詩のようなものならタイトル勝負と言うのも分かる気がするけど。

なによりも照れくさいのだ。
タイトルをがんばりすぎると「これかっこええやろ？」というなんか鼻にかかる感じがしてしまう。自意識過剰だとは思うが。
まれーにそれでも「まんま」のものより少しだけ捻ったものをつける時があるが、ほんとうにたまーに。
なんなら僕はタイトルは誰かが付けてくれてもいいと本気で思っている。

なのでこの日記のタイトルも１０数年いつも悩んでいる。
たぶん本文を書くよりも悩んでいると思う。

vocal powerのワンマンライブが終わりました。
来られた方はさぞ楽しんでもらえた事だと思います。

そして新たにvocal powerのメジャーデビューの話もありで、おそらくは見に来た人全員の思っていた以上の事を見せれたと思います。

それでも僕の見ている世界のまだまだ一辺。
こんなものではない。

なので信じてほしいなと思う。
この僕がライブを手がける以上必ず素敵なものになる。
この僕がこれがTHE NEUTRALの為のものというならそうなのだと。

と書きながらこう書くと「オレオレ感」にとられそうだなぁと思うのですが（笑）。

そうじゃなくてね。
みなさんの想像の上をいくのが僕らの仕事。
なので最後の結末でおつきあいあれ！ってこと。

でも僕はね、他のアーティストと違うところがあって、それは「ファンの人は何を言ってもいい」と基本思っている。好きなことを言えば良いのだ。たとえそれが愚痴であろうが何であろうが。
そこに愛があれば。言っていいと思う。
僕はそれを受け入れるでも聞き流すもしない。
それも分かった上で進んでいるから。
そして僕らがやるべき事は最後の最後は全員を納得させること。
なんですよね。

そうそう今年もクリスマスイブにライブしたいなぁとも思っているし、いろいろライブも決まってくるしで、まだまだ2015年は走り続ける事になりそうです。
いいよね。こういう感じ。
オレは君たちの前で格好つけて歌う事が何よりも好きなんだ。
会いにきて受け取りにきてくれね。

ありがとう。
愛を感じながら愛をこめて。

2015年を10月に振り返るのもおかしな話だけど、僕は2015年のほぼすべて音楽に費やした。
それは２０代の時のような激しさと熱さだった。
ただ、あの頃と違うのは少しだけ大人になって言動が少し丸くなった事かな。。。

その一つの結果が、11日の代官山Loopのワンマンだ。

リハーサルをやりながら僕の2015年を覗いていた。
誇れる一年だったと思う。

人間ドックにいこうかと考えています。
日本は先進国の中でがん検診を受けている率が圧倒的に低いらしいです。
ただお金もかかるのでなかなか検診にいけないのが現状でしょうが、人生を10万円で買えるなら安いものだとおもったり。。。

みなさんにもおすすめします。
ただ僕忙しすぎて休みが取れないのですが、、、、、、、。