2013/07/03
トリビュートライブ「ナカノアツシ」
トリビュートライブ、トリビュート返しライブが無事に終わりました。
そもそもトリビュートライブを始めたきっかけは、イベントライブというものがもはや以前とは違った形になりつつある今、何か新しい事は出来ないかと模索した結果。だった。
まず渋谷で初めてのトリビュートライブを終えた時に、楽屋で流れた高揚感、達成感、幸福感。
それは10年以上活動を続けて来た強者たち全員が感じていたものだった。
気がつくと僕はアンコールでステージを去る時に「次は関西編で!」と言い残していた。
それで実現した今回のトリビュートライブ、姫路BETA編。
同じ事を二度やるのが苦手な僕は、お昼は各バンドの持ち歌をニュートラルの演奏であり、夜はニュートラルの持ち歌を各バンドのボーカルに歌ってもらうというもの。
今日はGRAND COLOR STONEのナカノアツシくんについてお話。
前回出演してくれたsacraの木谷君が同じ日にちにライブが決まっており、新しい風を吹かせたいという事でお願いした。
この人の持ち味はやはり持ち前の根明(ねあか)である。
とにかく明るい。
そしてけっしてシュールにはいかないユーモアがあり老若男女に好かれる。
それはリハーサルでも発揮され、あまり話した事のないボーカルでもどんどんと引き込んでいく。
しかし僕がナカノ君を今回誘って良かったなぁと思ったのは違うところ。
お昼の公演、はじめの2曲はニュートラルが「僕のロックンロールは正しくないんだ」「パンとピストル」を歌い、次にナカノ君を呼び込んで「大キライダー」のイントロの中、僕がナカノ君にバトンタッチしてボーカルが入れ替わるという演出。
ナカノ君とハイタッチしてステージを去る時、こんなに心強い事はないなぁと思い楽屋に下がったのを覚えている。
案の定、楽屋からはステージで客席を巻き込んでいくナカノ君の声がした。
「大キライダー」「重力フリー」を歌い終え、大歓声の中ステージをおりてくるナカノ君を出演者全員でハイタッチで迎えた。
夜の部は僕らの曲から「青天の霹靂」「君に届け」を歌ってもらった。
次はナカノ君が客席をあおり「チャンスはそこだ!」のイントロの後に僕が出てくる予定だった。
が、まさかのイントロの瞬間にギターの音が出なくなるというトラブル。
しかも僕はそれに気づかずにステージに上がってしまった。
「あれ、トラブルだな。」と気づいたがもうバタバタするわけにはいかない。
僕は精一杯「かんけーねぇーよ!」の気持ちで客席をあおった。
するとナカノ君は抜群嗅覚である空気を読むセンスをいかし、一歩引いて、僕の「グランドカラーストーンのナカノアツシでした!」の紹介のあとすーっとステージをおりた。
これは隠れたファインプレーだったと僕は数日経った今でも思う。
下手なボーカルならしつこくステージに残ったり、必要以上になんとかしようと空回りしたりするのだが、もう僕にバトンを受け渡して凛々しく去っていく。100点だった。
余談だが、姫路のバンドマンがこのライブを見に来ていたが、ライブ中何度も会場内と外を出入りしてろくにライブを見ていなかった。
俺たちへの付き合いなら見に来なくても良いのにと思ったと同時に、こういう素晴らしい感覚を見ときゃ良いのにと強く情けなく思った。
話はそれたが、ナカノ君は例えるならば少年ジャンプでよくある、めっちゃ強い敵が次のシリーズにいった時に味方になる、そんな感覚だった。
味方にするとこんなに心強いのかと思った。
今でも大キライダーのイントロですべてを託せたあの感覚がよみがえる。
今回、ナカノ君を呼んで本当に良かった。
ありがとう!
そもそもトリビュートライブを始めたきっかけは、イベントライブというものがもはや以前とは違った形になりつつある今、何か新しい事は出来ないかと模索した結果。だった。
まず渋谷で初めてのトリビュートライブを終えた時に、楽屋で流れた高揚感、達成感、幸福感。
それは10年以上活動を続けて来た強者たち全員が感じていたものだった。
気がつくと僕はアンコールでステージを去る時に「次は関西編で!」と言い残していた。
それで実現した今回のトリビュートライブ、姫路BETA編。
同じ事を二度やるのが苦手な僕は、お昼は各バンドの持ち歌をニュートラルの演奏であり、夜はニュートラルの持ち歌を各バンドのボーカルに歌ってもらうというもの。
今日はGRAND COLOR STONEのナカノアツシくんについてお話。
前回出演してくれたsacraの木谷君が同じ日にちにライブが決まっており、新しい風を吹かせたいという事でお願いした。
この人の持ち味はやはり持ち前の根明(ねあか)である。
とにかく明るい。
そしてけっしてシュールにはいかないユーモアがあり老若男女に好かれる。
それはリハーサルでも発揮され、あまり話した事のないボーカルでもどんどんと引き込んでいく。
しかし僕がナカノ君を今回誘って良かったなぁと思ったのは違うところ。
お昼の公演、はじめの2曲はニュートラルが「僕のロックンロールは正しくないんだ」「パンとピストル」を歌い、次にナカノ君を呼び込んで「大キライダー」のイントロの中、僕がナカノ君にバトンタッチしてボーカルが入れ替わるという演出。
ナカノ君とハイタッチしてステージを去る時、こんなに心強い事はないなぁと思い楽屋に下がったのを覚えている。
案の定、楽屋からはステージで客席を巻き込んでいくナカノ君の声がした。
「大キライダー」「重力フリー」を歌い終え、大歓声の中ステージをおりてくるナカノ君を出演者全員でハイタッチで迎えた。
夜の部は僕らの曲から「青天の霹靂」「君に届け」を歌ってもらった。
次はナカノ君が客席をあおり「チャンスはそこだ!」のイントロの後に僕が出てくる予定だった。
が、まさかのイントロの瞬間にギターの音が出なくなるというトラブル。
しかも僕はそれに気づかずにステージに上がってしまった。
「あれ、トラブルだな。」と気づいたがもうバタバタするわけにはいかない。
僕は精一杯「かんけーねぇーよ!」の気持ちで客席をあおった。
するとナカノ君は抜群嗅覚である空気を読むセンスをいかし、一歩引いて、僕の「グランドカラーストーンのナカノアツシでした!」の紹介のあとすーっとステージをおりた。
これは隠れたファインプレーだったと僕は数日経った今でも思う。
下手なボーカルならしつこくステージに残ったり、必要以上になんとかしようと空回りしたりするのだが、もう僕にバトンを受け渡して凛々しく去っていく。100点だった。
余談だが、姫路のバンドマンがこのライブを見に来ていたが、ライブ中何度も会場内と外を出入りしてろくにライブを見ていなかった。
俺たちへの付き合いなら見に来なくても良いのにと思ったと同時に、こういう素晴らしい感覚を見ときゃ良いのにと強く情けなく思った。
話はそれたが、ナカノ君は例えるならば少年ジャンプでよくある、めっちゃ強い敵が次のシリーズにいった時に味方になる、そんな感覚だった。
味方にするとこんなに心強いのかと思った。
今でも大キライダーのイントロですべてを託せたあの感覚がよみがえる。
今回、ナカノ君を呼んで本当に良かった。
ありがとう!
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