2010/11/30
必殺の曲は量産するもの
まだ姫路にいた頃、地元で行われたバンドコンテストの審査員として招かれた事があった。
そのコンテストの最後、主催者のおじさんがこんなことを言っていた。
「バンドをやってりゃ一曲は良い曲が書ける。でもそれを何曲も書ける人が残っていく。」
別に音楽を仕事にしているわけではないそのおじさんの言葉だが、なかなか的を得ているなぁと今になって思う。
どんなバンドにも「これ!」と言う必殺の曲がある。
でもそれは音楽の神様が一番はじめにくれるご褒美でもなく、ステージ立つ為の通行証のようなもの。
これにすがってばかりじゃいけない。
僕ら曲を創るものはいつだってそれを超えて先に進まねばならない。
少し話は変わるが、映画を観ていて泣けるシーンがある。
これはきっと後日、誰に話しても同じシーンで泣いていると思う。
つまり監督は人がここで必ず泣けると言う事を分かっていて作っていると言う事だ。
作品を創るとは、つまりはそう言う事。
しっかりと分かった上で書いている人だけがいい曲を量産していけるのだ。
まぐれは一回。
とは言え、長く曲を創っていれば、ちょっと方向転換でもないが新たな領域に足を踏み入れたくなるもの。
でもその多くはリスナーに受け入れてもらえない。
僕も大好きなアーティストが変わって行く様を見て「なんでそんな曲を創るねん!!」と聴かなくなったこともある。
僕は今後もその事を踏まえつつ、たまには冒険もするが、基本的には人から愛される曲を書いて行きたい。
追記、バンドマンの人は「これ!」と言う曲が2曲以上あれば良いライブになる為の条件が整ったと思っていいと思う。
追記2、ライブと言えば拍手喝采ツアーが終わった。
沢山の人に出会えた。
初めましてのかたも心に響いた際には素直にCDを買ってくれたようで嬉しく思います。
ありがとう。
2月26日、渋谷O-EASTで待っています。
また会いましょう。そしてまた最高の夜を一緒に作りましょう!
2010/11/28
仮日記「横浜前日だ!」
バンドマンからも最近「仮日記だったらがっかりする」と言われる。
嬉しいようなうるSAYなような。
でも勇気を出して仮日記。
ライブ前は文を書いてる暇があったら寝ろっっ!
なのである。
ちなみに昨日は熊谷でライブだった。
来てくれたみんなありがとう!
おりゃ嬉しいよ!
そして今日は新曲をメンバーに発表した。
前もってメンバーにはデモを渡してたんだけど、やっぱみんなでやるといいもんだ。
オレの存在意義って歌う事、作品を残す事だと思ってるから、生きた証を刻むように歌を残して行こうと思う。
もちろん力の入ったものばかりではなく、ハッピーなものも。
さぁ、明日は横浜だ!
ファンファーレを響かそう!!
2010/11/25
希望はいつも
詩の世界で「僕らの未来は」「僕らの明日は」とよく表現される。
ここでの「未来」や「明日」とは、つまり「希望」をさしている。
そう、僕らの希望は未来にあるのだ。
過去には希望はない。
過去が輝いて見えたとしても、やはり僕らの希望、望むべき素晴らしき世界は未来にあるのだ。
いまがどんだけクソッタレでも、希望は過去にない。
「あの時のオレって最悪の時期だったよなぁ」って笑えるのは、未来で希望をつかんだからこそ。
いつだって希望は未来にある。
だからどんな時も生き続けるのだ。
僕らの未来は輝いている。
2010/11/22
ロックの神様がいる場所
今日は千葉ルックでした。
甲子園に魔物がいると言うならば、あそこにはロックの神様がいます。
でも、そのロックの神様は世界共通ではないけれど、確かにいます。
ロックの神様に笑ってもらえるにはあそこのステージに根っこを張って歌えなければいけないように思います。
リハーサルが終わった後、外にぶらぶらと出かけ戻って来ると、一瞬開いた扉からロックな音が流れてきました。
こうやってこの街では20年以上もロックが引き継がれてきたんだなぁと思うと感慨深くなりました。
ロックの神様に微笑んでもらうには、コツがあるのです。
でもそのコツは伝えれるものではなく、頭で理解説明するものでもありません。
ただひとつ言えるのはかっこ良ければ良いってこと。
今日も楽しかった。
ありがとう千葉ルック。
2010/11/21
I LOVE 粕汁
いやぁ、驚いた。
関東では粕汁があまり知られていないと言う事に。
粕汁と漢字で書いたら「?」な人もいるだろうと言う事にも。
「カスジル」である。
僕は料理しないので分からないが、ようは豚汁に酒粕を入れるようなもの。
関東では豚汁はよくあるようだけれども、最後にぜひ酒粕を入れてほしい。
僕の母は得意料理は少ないけれども、粕汁だけは天下一品である。
先日、帰郷した際に粕汁が出て大はしゃぎしたが、なぜかの親父の手料理。
なんでやねん!
おかん作れや!!と怒鳴ってしまうところだった。
関東の人にもぜひ食べてほしい。
今年のカウントダウンワンマンライブ。
姫路おでんではなく、粕汁を希望したい。
2010/11/20
固さと柔らかさ
固いものって音がする。
バシーーン!ガシーーン!ドシャーーン!ガシャーーン!キラン!
柔らかいものは音がしない。
ふわ、ふわ。
固さは衝突する。
柔らかさは見逃しそうになるものだ。
2010/11/19
限りなく正解に近い答え
僕は昔から人によく相談をされるのだが、歳を重ねるごとに相談に答える事が億劫になってきた。
といっても面倒くさいからと言うのではなく、聞くのはいいが答えるのが辛いのだ。
恋愛でも、同じ業種の音楽の相談にしても僕の方が経験が多い場合、やはり答えの数も沢山ある。
その中には僕が失敗したからこそ学んだ事、その逆だったからこそ言える事もあるのだが、それを押し付けるわけにはいかない。
失敗もやはり自分でしてみないと身に付かない。
子供が転ぶ前に手を貸すようなもの。
黙ってみていなければならない。
これはこれで仲間が失敗するのを黙って見ているのは辛いものだ。
恋愛にしろ、音楽の相談にしろ、答えがないものが多い。
答えなんていくつもある。
でもね。
本当のことを言うと、答えはいくつもあるけど、やはり「限りなく正解に近い答え」はあるものだ。
でも、それを相談して来るってことは、まだ「限りなく正解に近い答え」があるって事を理解していないと言う事。
あえてズバッと書けば、僕はある程度の物事の「限りなく正解に近い答え」を人よりは知っていると思う。だからこそ、不特定多数の人に自分の書いた詩を発表するなんて言う恐れ多い事をしているのだと思う。
その僕にしても、やはりまだまだ未熟で「限りなく正解に近い答え」を優しく伝える術も貧弱であれば、「限りなく正解に近い答え」の数もまだまだ少ない。
『正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気づいているほうがいい』吉野弘 祝婚歌
吉野弘さんの域に達するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
2010/11/17
恋愛の中級編
人を好きになると何が何でもその恋を成就させたくなる。
当然の事であり、その為に一生懸命になればいいと思う。
が、もう一つ階段を上れば、付き合えればそれにこした事はないが、本当にそれが答えなのか!?と行き着く時がくるように思える。
例えば意中の相手にすでに恋人がいる場合。
こりゃなかなかどうしてうまくいかないもの。
でも、その人を好きになれた事を嬉しく、誇りに思えたら素敵だと僕は思う。
もちろん、相手の気持ちがこちらに向けばもっと素敵だけど、その人を思う気持ちが大きすぎるとき、付き合う事にこだわるのがとってもちっぽけに感じる。
それは夕陽や海を見て感じる感覚の類いではないかと思う。
あぁ、これほどまでに人を好きになれるのかとその喜びに触れて欲しい。
好きなら好きで良いのだ。
まずはその事がとても素晴らしい事に気付こう。
あぁ、私は今恋をしている。
付き合う付き合わないってことが小さく思えるほどに、恋をしている。
あの人と同じ時代に生きて、あろうことか連絡を取り合える中で、時には笑い合える。
これ以上何を望もうか。
そう思えたら素敵だな。
きれいごとではなく、本気でそう思える恋が出来たら素敵だな。
でも、きっとこれは恋愛の中級編だと思う。
まだまだ恋愛は奥深い。
最後にはやはり手に入れたいになるのかもしれない。
それを知るにはもっと歳を重ね、もっと恋をしないと。
恋愛ばかりが恋ではない。
胸がキュンとなる日々を送りたいものだ。
2010/11/14
今もまだ長い旅路の途中
20代の前半、まさにTHE NEUTRALを立ち上げた頃は、夢さえあれば生きて行けた。
というよりも、何も持っていなかった劣等生の僕がはじめて夢中になれて、何事からも逃げてばっかりだった僕が、はじめて自分を誇らしく思えたのが音楽でありすなわち夢だった。
やがて年を重ね、20代も終盤に差し掛かると夢の重さに気が付くようになった。
夢にすがるようになってしまった。
愛も友も故郷においてきた僕には、夢だけが両手に残った。
そのうち、夢について語らなくなった。
デビューシングルのカップリングに「ガキの頃からの夢」という歌が収録されている。
「頑張って行こう!焦らずに行こう!迷わず前へ突き進め!!」。
まだ作詞・作曲の表記が「しげる」だった頃の作品。
この歌さえも歌えなくなってしまった。
でも。
結局今も僕は夢を信じている。
夢にすがっているのではなく、やはり今の今まで夢を追い続け、今なお叶える為にすべてを費やしここに立っている。
何が恥ずかしい事あるか。
何が後ろめたい事があるか。
諦めて就職して行った仲間たちに笑われるのではなく、オレは諦めなかったから今があるんだぜ!と夢を追う素晴らしさを伝え、夢を追う人たちの希望となりたい。
選択肢は減ったかもしれない。
恋や愛にうつつを抜かしそうになったり、人並みに結婚なんてものにもうっすら憧れはある。若さが永遠ではない事も息を苦しくする。
でも、まだ僕は、僕らはやれる。
信じると言うよりも、叶えると言うよりも、やり遂げる。
時間がかかるなら歩みを早めるのだ。
この才能が枯れ果て、誰にも相手されなくなったとき僕はマイクを置こうと思う。
もう10年以上やってきたこのバンド。
僕はまだ明日が楽しみなのだ。
これを読んでいて同じ同士がいるなら、僕らの歌を聴いてくれ。
きっと君の心に寄り添える。
逃げずに真っすぐ、堂々とこの夢道を歩いて行こう。
2月26日の渋谷O-EAST。
こんなもんでいいかな?ではなく、沢山の人に聞いてもらう為、もっともっと日々を激しく生きるのだ。
追記、今日も宇都宮にたくさんの人が来てくれた。
僕らは勇気をもらった。
ありがとう!
というよりも、何も持っていなかった劣等生の僕がはじめて夢中になれて、何事からも逃げてばっかりだった僕が、はじめて自分を誇らしく思えたのが音楽でありすなわち夢だった。
やがて年を重ね、20代も終盤に差し掛かると夢の重さに気が付くようになった。
夢にすがるようになってしまった。
愛も友も故郷においてきた僕には、夢だけが両手に残った。
そのうち、夢について語らなくなった。
デビューシングルのカップリングに「ガキの頃からの夢」という歌が収録されている。
「頑張って行こう!焦らずに行こう!迷わず前へ突き進め!!」。
まだ作詞・作曲の表記が「しげる」だった頃の作品。
この歌さえも歌えなくなってしまった。
でも。
結局今も僕は夢を信じている。
夢にすがっているのではなく、やはり今の今まで夢を追い続け、今なお叶える為にすべてを費やしここに立っている。
何が恥ずかしい事あるか。
何が後ろめたい事があるか。
諦めて就職して行った仲間たちに笑われるのではなく、オレは諦めなかったから今があるんだぜ!と夢を追う素晴らしさを伝え、夢を追う人たちの希望となりたい。
選択肢は減ったかもしれない。
恋や愛にうつつを抜かしそうになったり、人並みに結婚なんてものにもうっすら憧れはある。若さが永遠ではない事も息を苦しくする。
でも、まだ僕は、僕らはやれる。
信じると言うよりも、叶えると言うよりも、やり遂げる。
時間がかかるなら歩みを早めるのだ。
この才能が枯れ果て、誰にも相手されなくなったとき僕はマイクを置こうと思う。
もう10年以上やってきたこのバンド。
僕はまだ明日が楽しみなのだ。
これを読んでいて同じ同士がいるなら、僕らの歌を聴いてくれ。
きっと君の心に寄り添える。
逃げずに真っすぐ、堂々とこの夢道を歩いて行こう。
2月26日の渋谷O-EAST。
こんなもんでいいかな?ではなく、沢山の人に聞いてもらう為、もっともっと日々を激しく生きるのだ。
追記、今日も宇都宮にたくさんの人が来てくれた。
僕らは勇気をもらった。
ありがとう!
2010/11/13
「こんなもんじゃねぇーよな?」
「こんなもんじゃねぇぞ!」
「こんなもんじゃねぇーよな?」
これってとっても素敵な言葉だと思う。
いつでも自分に対し、「こんなもんじゃねぇぞ!」と思っていたい。
「こんなもんじゃねぇぞ!」ってことは、まだ上があるってこと。
どれだけ成功しようが、何を手に入れようが、周りがどう言おうが満足しない「こんなもんじゃねぇぞ!」と言いたい。
逆に、うまくいかなくて、何かを手放してしまったり、周りが自分の事をどう言おうが思おうが「こんなもんじゃねぇぞ!」と言いたい。
両極端ではあるが、嬉しいとき悔しいとき、どちらでも使える「こんなもんじゃねぇぞ!」。
仲間が苦しんでいるとき、仲間が絶好調で浮かれている時「こんなもんじゃねぇーよな?」と声をかけてあげたい。
なぁ、これを読んでるみんな、「こんなもんじゃねぇーよな?」
オレも「こんなもんじゃねぇぞ!」。
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