服屋のせがれである僕がファッションに完全に惹かれていったのは、ラグビー部を終えたあたりから。
全盛期は大学時代。
似合う似合わないとか関係なく、とにかくいろんな服を着て、関西人特有のあくの強い組み合わせを好み、原色バリバリの、とにかく人の着ない服ばかりを好んで選んだ。
行き過ぎたファッションしてる人ってたまに街で見かけると思うが、それに近いところに僕はいた。
なんせ下駄を履いているだけならまだしも、鳶職人もびっくりの足袋を履いて大学に登校してたのだから、もはや天晴である。よっ！年中春男っっっ！！

で、いつしかどこでどう自信を付けたのかは知らないが、「服なんてどうでもいいや。もう１通り着たしださくなけりゃそれが一番」と思うようになった。

そして今は。

みなさんは家にある服で一軍は何枚あるだろうか？
ここって言う時に必ず着る、要は勝負服。
少ないと思う。
というか、一シーズンでめちゃくちゃ気に入るアイテムが一つあればそれは当たりだと思う。

そこで僕がたどり着いたのは、じゃぁ、一番気に入っているヤツを何枚か買おう！である。
結局、ここって言うときに一軍を着るならばもう一軍だけでいいのだ。
一軍の中の一軍。
イチローだけで良いのだ。
イチローの色違いがあればそろえれば良いのだ。

こう書くと、ファッションは色々着て楽しい。だの、おもしろくないだの言われがちだけど、僕はもう十分色々着て来たので、もうこれでいいのだ。
一番気に入ったやつを何枚か買う。

それはつまり、「オレはいつでも勝負服だぜ！！」と言う事になる。
かっこヨシオである。

とはいえ、まだまだ精神の座りが甘いのか、といいつつも色々買ってしまう自分がいるのだが。。。
それでも一番気に入ったヤツは２枚は買うようにしている。
自分に似合う服というのはデザイン、色、サイズも含めそんなに多くはないのだから。

これを読んだあなた。
あなたが今一番気に入っている服がバーゲンであるならば、迷わず色違いや同じのを買う事を僕はおすすめする。

SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASUREのライブ 、新しいアルバムの発売まであと6日。

今日は買い物に行くと決めていた。
絶対行くと決めていた。
今日を逃すともうないだろうと思い。

外に出るとあいにくの雨。
それでも決めていたので出るのである。
目指すは新宿。

そう、愛用していたネックレスがなくなって数ヶ月。
僕は首元がゆったりしているTシャツが好きなので、どうもそう言うのを着ると、いつもあったはずのネックレスがないと貧そに見えていた。
あいつがいなくなった部屋はこんなに広かったのか現象と同じである。

今回は前回とちょっと変えて違うのを探そうかと思ったけれど、ノリ竜田弁当を気に入り週に５回も食べてもはや嫌いになってしまったという、一つの事にはまり倒す僕は今回も、ROYAL ORDERのネックレスにした。

久しぶりに首からかかるほろ良い重み。
今日買ったのになにか懐かしい感じ。
不思議なものでこうなると雨も悪く感じない。

「ネックレスなんかがなくなる時って、持ち主に降り掛かる悪い事を身代わりになってくれるんだよ」、という話をよくされた。
あいつは長年僕とつき合って、最後は僕に何も言わず、僕はあいつがいなくなった日にちもはっきりわからないままの別れとなった。
沢山の思い出をありがとう。

そして新しいこいつ。
これから色んな事を僕で身近で感じると思う。
心臓に最も近い位置にいるお前。
僕と一緒に日々を過ごしてくれ。
よろしく。

さぁ、身支度も整った！
あとはワンマンだ！


SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASUREのライブ 、新しいアルバムの発売まであと9日。

隣の席の会話が丸聞こえの店って土地の狭い東京では珍しくない。
先日行った店はさらに客が僕たちのグループともう一組だけ。
盗み聞きする趣味はないが、気になる会話が。

「ねぇ、あの○○って歌手、ゲイらしいね」
「あぁ、らしいね」。

ちなみにこの○○って歌手、僕は直接知っている間柄。
立派に彼女がいはるのも知っている。
こういう時がちょいちょいあるのだが、どうして良いか困る。
知っている人があらぬ疑惑をかけられ吹聴されていくのをオレは黙って見ているのか？
かといって「オレはその人知ってるけど、ゲイちゃうで！そこんとこよろしく！！」って言っても風変わりな吉四六さん的扱いを受けるだけ。
いつも黙って言いたい気持ちをこらえる。

いまだにこの問題は謎のままだ。
どうすれば良いものやら。
まぁ、噂されるのも良い事だからなぁと思うようにしている。

ただ、みんなの周りで僕の変な噂が出ていたら、きっちり反論してほしい。
そこんとこよろしくなのだ。


追記、ちなみに僕はゲイの方に関してなんの偏見も持ってはいない。
僕の知人にもゲイの方はいる。
ただ明るいゲイの方の方が話しやすくていいのは確か。



SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASUREのライブ 、新しいアルバムの発売まであと10日。

今日は七夕でした。
そして今日も雨でした。
棚阿多は父の誕生日と言う子事もあり、記憶に残りやすい日なのですが、いつだって雨です。
彦星と織姫は会えないのです。
彼らの感覚だと一年の周期が短い事を願うばかりです。

さて、代谷君が水泳について書いてあったので僕は海の思い出を。

高校生の時、クラスのみんなと海に行く事になった。
男女１0数名で神戸は須磨海岸まで。
そうすると次第に男女２人ずつに別れていく。
で、僕も気が付けば同じクラスの女の子と二人っきりに。
その女の子は最近２年間付き合った彼氏と別れたらしく、その話を僕に話してくれた。
海の家で１つのパフェを二人で食べながら。
別に好きでも、タイプでもない女の子なのに、こういうときは無茶苦茶ドキドキしてしまう。
で、その後みんなでカラオケに行った時にはやしきたかじんさんの「やっぱ好っきゃねん」と熱唱していて、あぁ、彼女はまだ彼が好きなんだな！良かった！と、微笑ましく見ていると、数日後僕の家に電話がかかってきて告白された。
どういうこっちゃ。
あの頃はちょっとでも距離が近くなるとそれが恋心かどうか見極めが分からなくなっていたんだと思う。
まあ、今でも変わらないのかもしれないけど。

ちなみに彼女とは付き合う事にはならなかった。
卒業して一年くらいは連絡を取り合っていたが、気が付けばもうどこで何をしているのかも分からない。

こうやって振り返ると、僕の頭の中には沢山の記憶、思い出がある。
淡いどっちつかずのグレーな心も。

数年後、今の僕をどう見るのだろう。
楽しみのようでもあり、少し恥ずかしかったりする。


SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASUREのライブ 、新しいアルバムの発売まであと11日。

匂いってすごく大切な気がする。
季節を感じるのはいつも匂いだったりする。
街角で、すれ違ったとき「あっ、あの人の付けていた香水の匂いだ」と思う事もある。
シャンプーの匂いでもある。
匂いで人を思い出すのはなんだか心地いい。

そういえば、僕は大学生までずっと部屋には芳香剤を置いていた。
ラベンダー、石けん、グレープフルーツ。
やがてお香になり、アロマになり。
rainy dayというなんとも素敵な匂いにはまったり。

でも結局最後には無臭が一番となってしまった。
今僕が一番居心地が良いのが、無臭で無音。
その中でゆっくりと時間を過ごすのが至福の時だ。

それでも音楽を生業にしているので、無性に爆音で音を聴きたくなったり、なにか良い匂いを求めたりもする。
リビングだけでも匂いを置いてみようかしら。

ちなみに高校生の時にハマった、ピュアローズ素焼き芳香剤。
今はもう売ってない。
こういうのって寂しい。
もう僕はたとえ思い出だけでもそこに戻る事は出来ないのだと実感させられる。
その匂いに閉じ込められたそれぞれの思い出。
時間の流れは過去を振り向かないように作られているらしい。

それでも今度の休み、ピュアローズを探しにいこう。
今、あの頃の僕に無性に会いたい。


SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASUREのライブ 、新しいアルバムの発売まであと12日。

デビュー時、僕らの周りにいた同期はほとんどいなくなった。
解散、活動停止。
今も残っている仲間達も、一線を退きゆったりと音楽を楽しむスタイルだったりしてガッツリギラギラした目でメンチを切る勢いのバンドは僕らを含め本当に数えるほどになってしまった。

時折僕は思う。
なぜ僕らは音楽を辞めなかったのだろうか？

僕は２０歳の時に一度だけ「音楽を辞めて働くか、このままやっていくか」で悩んだ。
結果、僕にはやり残した事があると思い、THE NEUTRALを結成して今に至る。
デビューしてからの道は平坦ではなかった。
それは普通の苦労ではなく、パンとピストルで世の中にパンチを食らわしたにも関わらず、移籍問題に巻き込まれ宙ぶらりんになった事。
それからの踏ん張り。
それでも一度も辞めようと思わなかった。

その理由が３つある。
１つは今も変わらずにたくさんの人が応援してくれること。
２つ目は、やっぱり曲に自信がある事。
「パンとピストル」「ちびとふとっちょ」「明日へ向かって」は曲だけでこの世界に風穴を開けてくれた。
やっぱり最後には曲だと思う。
僕らの曲は上記の３つ以外にまだまだ素敵な曲がたくさんある。
そして今回のように、最高の作品が作れて、「これが分からないようじゃダメだよ。」と言い切れる自分たちがいる事、これが大切。
３つ目はメンバー。
もちろんメンバーにはムラがある。
プレイ的に伸びて来るヤツもいれば遅れを取るヤツもいる、それがある時に逆転したりもする。
一生懸命やっているヤツもいれば、地に足着かず楽しい事に流されて府抜けるヤツもいる。
僕らもその中に当てはまる。
それでも僕らの中にずるいヤツはいない。
根っこが悪いヤツがいない。
だからこそ今日までやってくれるのだと思う。
そして僕の目線で言わせてもらえれば、３人はいつだって僕を信じてくれていると思う。
僕の判断でミスったならば、その時は一緒に死のう。
そう思ってくれているのがこの１０年近くずっと感じている。
そしてその３人が僕を信じてくれる理由の１つが、僕の作る曲が好きだからだと思う。

前の日記にも書いたけど、今回の曲の中で、代谷が家に帰って聴いたところ感動してくれたらしく、次の日，僕に会うや否や挨拶もなしに握手をしてきてくれた。
僕は曲が褒められた事ではなく、こういった関係でいれる事が素直に嬉しかった。
本当に良い曲だと思う。
だからこそ僕は握手の後に強く思った。
この歌達を届ける為に僕たちはもっと必死にならないといけない。
こんなとこで腐ってちゃいけない。
まだやれる。
まだやらないといけない。
こっからすべてが始まるのだと。

僕は信じている。
いや、見えている。
数年後、僕ら４人はもっと前へ進んでいると思う。
いつかの苦労話を笑い話にしているだろう。

２０歳の頃からの夢はまだ続いている。
僕はまだやり残した事だらけ。
ここで終わらせたりはしない。

こっから反撃開始だ。
全ての武器はそろった。

負けない方法は分かった。
だから僕は守らずに勝ちにいこうと思う。
僕らの輝ける未来の為に。


SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASUREのライブ 、新しいアルバムの発売まであと２週間。

先日、家の近所を歩いていたら、とある民家のガレージに止めてある車のハザードランプがつきっぱなしに。
車の免許のない人は分からないかもしれないけど、これだとバッテリーが上がってしまい、車が動かなくなり大変困る。

心にバラが咲くと言われている僕は、これまた心の襟元を正しつつ、見ず知らずの方のインターホーンを鳴らした。
「ピンポーーーン」。
あ、それ、も一発！
「ピンポーーーン」。

出て来ないなぁ。
諦めて帰ろうとした矢先、奥の庭から家族４人総出で無言で出て来た。
一番奥のおばあちゃんはほうきを肩に担ぎ上げて。

そう、平日の真っ昼間に髪の明るい何者か分からない男がチャイムを鳴らすもんだから、家族の危険信号が点滅しまくったらしい。
おばあちゃんにいたっては竹槍以来のほうきで僕をしばき倒す予定だったと見える。

慌てて誤解を解き、ハザードの事を伝えると、ほっと安堵が。
「ありがとうございます。いや、てっきり．．．」とおばあさんは言いかけてやめた。
てっきりの後に続く言葉がなんだったのか。
僕にも分かりました。

この家族のすべらない話として僕は語り継がれるんだろうなぁとその時に確信しながら一礼してその場を去った。
空は少し曇っていた。


追記、レコーディングの全ての行程が終わりました。
本当にたくさんの人に応援され、励ましの言葉を受け、ここまでたどり着けました。
本当にありがとう。
僕たちの、そして僕の最高傑作。
ご堪能あれ！！

今日はmixという作業。
ようは録音した音を混ぜてバランスを取る作業。
ほぼ最終段階。

そういえば、今回のアルバムに一曲ラブソングがあって、それはメンバーにはまだ歌詞も見せてなけりゃ歌ったのも聴かせてなくて、昨日家で聴いてもらったんだけど。
今日、スタジオに来るなり代谷に開口一番「天才」と握手されました。
聴いていて涙が出たそうです。
僕も自分の歌でありながら聴いていて涙が出てくる歌です。

縁起悪い事書きますが、僕、今死んでもいいかもしれない。
そんな作品が残せました。
今、死んでも、アレを聴いてもらったら恥ずかしくないなと。
中途半端なものを残すと死ぬに死ねませんが。
現時点の僕の全部が出ました。
なかなかそうは言えないものですが。
これが評価されなくても凹まない。
うまいご飯屋さんに連れて行って、友達に「いまいちな顔」されても凹まないくらい。
って、急にスケールが小さくなりましたね（笑）。
お楽しみにしていて下さいね。

さぁ、明日はマスタリング。
これで今回のレコーディングはすべて終了です。
体が風邪を引きたがっています。
ひくなら今だ！！

１９日にベストを。
きゃーーーー！本当に楽しみ。


SHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASURE、new　アルバムの発売まであと１６日！！

オレね、やっぱ音楽が一番でしょって思ってライブをやっているのです。
ルックスで勝負してどないすんねん！
音楽さえしっかりしていればって。

でもね。
なんだかんだ言っても、僕のやっている事は人気商売も含めている事は分かっている。
だから多くの人がそうであるように年齢を少しは気にするときもある。
若さを少し羨むときもある。

今日、新しいアルバムの大体の形が出来てきてそれを改めて聴いたらね、これがめちゃくちゃ良くて。
自分で自分の作品を褒めるのって気を遣わないといけないけど、間違いなく過去最高傑作だと思う。

でも、これって僕が今日まで生きてきた証。
沢山学んだ事の結果。
涙の夜も笑顔の朝も乗り越えての。
こんなにいい作品が作れるんだったら歳を重ねるのも悪くないよなぁって素直に思えた。

本当に最高のアルバムになりそうです。
期待してもその期待を乗り越えます。

楽しみに、これをいち早くゲットしてください。
別にライブに来てほしいからとかじゃなく、いち早くゲットして帰って聴いてもらったら「あぁ、無理して手に入れた甲斐があった」と言ってもらえると思います。
最高です。

ワンマンまで後１８日。
最高の楽曲をもっと身に染み込まそうと思う。

今日はソロライブでした。
僕のソロのライブだと言うのに、本当にたくさんの人が来てくれて嬉しいです。
すべて７月１９日につなげていきますね。

今日はいきなりピアノの音がデカく鳴り過ぎたり、いろんなトラブルがありましたが、それでも良いライブになったと思います。
Seも新曲。昨日出来たばかりの歌もちょっと歌ったりと、盛りだくさんでした。
せっかく来てくれたのだから歌でサービスしないとですね。

僕は良いライブをした後必ず思うのですが、全員が持っている手荷物を思わず落としてしまうようなライブが出来ないかなぁと。
誰がどう見ても圧倒的なライブ。
もちろん僕の中では今日は割といいところにあったと思いますが、プロは分かっているだろうけど、問答無用のライブ。
多分僕はそれに近い位置にいると思うのですが、いつかやり遂げてみたいです。

さぁ、次は少し空きますが、それまで十分に新曲を見につけて、圧倒的すぎるライブを目指します！
７月１９日のワンマン、新しいCDのリリースまであと１９日！！