とにかく時間が欲しい僕は新幹線で東京まで。
グリーン車にするかどうか悩んだけど、指定席で。

ノートパソコンを広げ、パソコンで先日録音したものをイヤホンで聴きながら歌詞を書いていたんだけど、やっぱりそんな事をやっていると隣の人達は気になるみたいで。
僕は誰よりも制作過程を見られたくない男なので、その目線が気になったり。
やっぱりグリーン車にすれば良かったなぁと反省。

グリーン車って言うとなんか調子乗ってる感じもあるし、有名人気取りかっ！って言われそうという発想をもっている時点で僕がナイーブなの伝わりますよね（笑）？

途中目を瞑っていたら隣の会話が。
「私、前に友達に誘われて名古屋のエレクトリックレディランドってとこでバンドのライブを見たんやけど、、、」これ以降は小声で。
やっぱりグリーン車にすれば良かったなぁと猛烈反省。

結果、頑張ってみたが歌詞は浮かばず。
僕の場合、テーマが定まるとそこからはボルトも白旗と赤旗を同時に上げるくらい早いのですが、やっぱりそこまで達さないとどれだけ時間をかけてもだめなようです。
これはどれだけ頑張ってもどれだけ時間をかけてもだめなモノはだめ。
しかたない、日々を濃く生きてテーマを探そう。

品川駅で降りて、改札をくぐる。
姫路に帰った時よりも帰って来た感じが強くなる。
この街に来てもうすぐ１０年。
僕の１０年、どんなものだったかが作品に反映される。
今この時も。
少し胸を張って人並みの中なるべくまぎれないように歩を進めた。
明日は一言でも出そうな気がする。


追記、今日は上野でソロライブです。
仕事終わりにフラッと立ち寄るもありです。
お気軽にどうぞ。
僕もお気軽でありつつ、緊張させれるようなライブにします。

姫路の空は、ドアを開けると秋の風が吹いた。
この匂い。
体育祭の前に踊っていた匂いだ。
地域には匂いがある。
それは雰囲気の匂いではなく、まさに嗅覚の匂い。

おそらく周りにある、木々、アフファルトの素材、人、お店。
それらが作り出す総和なんだと思う。

最近、色んな事があって。
事実は小説より奇なりとは良く言ったもので。
僕らの周りには色んなことが起きるけど、モラルとかも飛び越えて自分の感覚で感じた事を大切にしたいなぁと思う。

さぁ、明日は姫路でイベントライブ。
それも大切ですが、何と言っても７月１９日のSHIBUYA ENTERTAINMENT THEATER PLEASURE PLEASURE のチケット発売日です。
このライブはホールなので座席指定です。
どうぞ良い席をゲットして下さい！
お待ちしております！

恋は人を成長させる。
知り合った当初、付き合いはじめ、みんな嫌われたくないから、ちょっとネコをかぶる。
いいヤツぶる。

僕はここにこそ、自分の想い描く理想像、自分が持っている一般の好かれる人のイメージがあると思う。
これを維持出来れば良いのだが、多くの人が断念し、「無理をしない付き合いが一番」と言う何ともしっかりした足場に着地する。
女子で言えば化粧を落として彼氏の前に表れた瞬間。
男はひげもそらずに表れた瞬間、堕落、ひいては破局への道が出来ていくように、過去を振り返り思う。

無理し過ぎは良くないと言うけれど、そこに理想像があり、そう思うからこそ最初そのキャラを選んだのであれば、辛くてもそれを貫く方向で頑張り、結果、そのキャラでいる事が辛くなくなったなった時に本当にもてるヤツになっているのでは！？と思う。

親しき仲にも礼儀あり。
手を抜いちゃいけない。
見渡せばライバルだらけ。
成長し続けて、いつか意中の人を確実にゲットするのだ。

今度の金曜日に渋谷La.mamaというライブハウスでライブをやる。
先輩に誘われて出る事になったのだが、今回引き受けた理由の一つに渋谷La.mama28thAnniversaryというのが大きい。

僕たちが東京で初めて立ったライブハウスが、なにを隠そう、何も隠さない渋谷La.mama、通称ラママである。
２８周年というところからも老舗具合が伝わってくると思う。
僕らも初めてラママでやれるってなった時は嬉しかった。

当日、ライブハウスの前に張り出されてある黒板に本日の出演者と書かれてあるのを見て僕は驚愕した。
「nutral(from　神戸)」と書いてあるではないか！？
誰やねん！！
僕らは「THE NEUTRAL(from　姫路)」である。
nutralでもなけりゃ神戸でもない。
そりゃあんた別バンドですよと突っ込みたくなった。
東京の洗礼を一発目から浴びせられた感じ。しかも氷水で。

ライブも本当に数人しかいなかった僕らを知ってくれている人にも「対バンの方が良かった」とまさかの最後通知をされ、姫路で天下を治めた僕らは井戸の中にいた事を叩き込まれた結果となった。

あれから１０年以上経って再びラママに。
あの日の悔しさはどこかのタイミングまではずっと胸にあり、それがバネにもなった。
ラママに今の僕を見せつけてやろうと思う。
良いライブにしたい。

追記、演奏時間も長いみたい。
楽しもう。次の日からレコーディングだけど。

アコースティックギター、通称アコギ、古くはフォークギター。
僕は主にGibsonを愛用している。

もともとずっと欲しかったGibsonのJ-200。
同じメーカーの同じ種類のギターであっても、一本一本音が違う。
人と一緒。個性があるのだ。
ツアーに廻りながら全国の楽器店で試し弾きをして「これだ！」と言う一本を買った。
間違いないと思う。
兄貴が持っていたGibsonに衝撃を受けて以来、僕はGibson社の音の見極めだけには自信がある。
自慢の一本である。

で、他の対バンの方と必ずなるのが、互いのアコースティックギターを弾き合うという行為。
ところが、ここでおもしろいのが、みんながみんなが「これめちゃくちゃ良いんですよ！」と自慢げに渡してくる。僕もそうである。
で、人のを弾いた後、「いいですね！」と言いつつも、（まぁ、オレのが一番やけど）というニュアンスが伝わってくる。
これは１００％と言っても良い。

で気付いた。
アコースティックギターは彼女なのだ。
どんだけ自慢されようが、我が恋人に勝るモノはないのだ。

それでもみんな人のがちょっと気になるし、紹介されても結局は、あぁオレのアイツが一番やなぁと幸せな気持ちになる。
僕もJ−２００と付き合ってもう８年。
未だに愛は冷めるところか深くなっている。
一生大切にしたいと思う。

最近は暖かくなって来たのでシャワーだけの生活に。
まずはカランにしてお湯を出す。
水がお湯になったらシャワーに切り替える。

この時、ホースに残っている昨日の水が少しだけ出る。
僕はこの瞬間とても切なくなるのだ。
泣きそうになる。

新しく望まれたお湯によって押し出され、栄華を誇った昨日の主役は嫌われ一瞬で排出される。
ほんの一瞬でさえ僕らは水にあたるのを嫌う。

まだ夜は寒い。
気温が落ち着かないこの頃。

久しぶり湯船にお湯を張ってやろうと思う。

冷やし中華の季節がやって来た。
僕は冷やし中華を愛している。
自炊なんて反省の数くらいしない僕だけど、夏場の冷やし中華だけは別。
きちんと卵も焼いて作る。
当然、スーパーに売ってある錦糸卵なんて買わないのである。

麺の茹では１分４５秒ほどが望ましい。
カップラーメンとか３分と決めたヤツは誰だ！？
２分ちょいがベストだと思う。が、未だ３分派が多いのも事実。
そんな事はどうでもいいが、とにかく麺の堅さこそが冷やし中華は大切だと思う。
僕は今日まで何人かの人とお付き合いして来たが、いまのところ全員麺の固さをしっかりはからない人達ばかりだった。ざるに上げておけば伸びないですって！？乱暴。
風呂上がりに水気だけ拭いておけば裸でも良いのかい！？あん？違うやろ？
一つしかないコンロで、先に麺をゆでてから卵を焼きだす背中を見て泣きそうになった事がある。
麺は一番最後なのだ。
それでも「おまたせー！」と出された際には、「こんなに上手い冷やし中華は初めて食った！」と嘘八百を並べる小心者の僕だった。乾杯。

これほどまでに僕は冷やし中華を愛しているのだが、残念な事に基本的に外食では注文しない。
いや、出来ないと言った方が正しいだろうか？
キュウリ様がおわすからである。
キュウリ抜きも頼むときもあるけど。
あと代表して言います。
冷やし中華にサラダ的要素はいらね。
マヨネーズもいらね。
シンプルで良いのだ。

ちなみに僕は日清から出されている２食入りくらいでオプションでごまが入っているヤツが一番好きなのだが、残念ながら関東ではほとんど見かけない。
さらに関東で幅を利かせている麺類のメーカの味がどうしても受け入れられないのは僕だけではないはずだ、よな、関西人？

冷やし中華の季節がやって来た。
そして、今年も僕はハムと卵だけという色合い最悪なヤツを作り上げ満足げに喰らうのだ。

昨日、久しぶりに夕暮れの街を歩いた。
夕暮れと言うと、夕陽を連想してオレンジの光を思い描くけど、単純に明かりが薄くなり曇り空のようなグレー色が世界を作っているときの夕暮れ。
昨日はそんな、いつもの僕の大好きな夕暮れだった。

スーパー帰りの親子連れ。
マンションからはハンバーグを作るときの匂いがしている。
ふと風が僕の横を踊り、小学生の頃へ誘う。

空き地となったフェンスに囲まれた芝生。
野球、ドロケン、飽きたら水風船。
精一杯遊んだ。
いつもの夕暮れがやってくる。
グレーの色が濃くなる前に門限のあるヤツが「オレ、帰るわ」と切り出す。
それをきっかけにみんなぞろぞろチャリまで移動する。
鍵っ子の僕はノロノロ帰りたくない気持ちのまま芝生を後にする。

そうだ。あの芝生の向かいはもう二度と会えなくなった友人の家だっけ。
命日から一ヶ月たったなぁ。

ふと僕は戻ってくる。
東京の夕暮れ。
アスファルトをわざと強めに踏み込む。
今度は風の横をわざと踊ってみせた。
夏の匂いが少しした。
僕は鼻歌を歌った。
グレーの空はまだ色合いを保っている。
僕はもう一度だけ強めにアスファルトを踏み込んだ。

オレ、その昔、自分はじじいになるまで死なないだろうなぁと思っていた。
病気にも事故には運ってもんがあって、オレはならない運の持ち主だって。
でも、最近は「死」は以外と身近にあるように思える。

２日ほど頭痛で使い物にならなかった。
オレの人生はあとどれくらいなんだろう？
この使い物にならなかった２日を笑えるほど残されているのだろうか？

作品を作る時、いつ死んでも後悔のないように今のオレの最高のモノを残していきたい。
そして限りある時間の中、なるべくやりたい事だけやって、言いたいことを言って、会いたい人に会い、好きな人に好きだと伝え、そしてやはり死を恐れ、生に執着しこの命を燃やしていきたい。

オレはオレの為にももっと自由に生きるべきだ。

今日は「GO ROCK」というロックな曲しかやらないワンマンライブでした。
今回は初めて、一回もしゃべる事なく本編を終えました。
ロックな曲が苦手な人っていると思う。
だからいつもは考えてしまう曲たちも、今日は生き生きとしていました。
僕らはたくさんワンマンライブをやっているので、やっぱりこうやって毎回企画を練ってやるライブを楽しみたいです。
最高のエンターテイメントは７月と２月に見せますしね。

で、今日は平日という事もありいつもお昼に行われる僕の詩の朗読もなかったのですが、アンコールでちゃっかり少しだけやってみました。
さらには新曲も初披露。

来てくれた人は後悔のない、ご満足の一日だったんじゃないかなと思います。
来れなかった人はぜひ、行けば良かったぁ！！と、悔しがって下さい（笑）。
一回たりとも逃す事の出来ないようなライブを目指しこれからも進んでいきます。

よろしく！
楽しい夜をありがとう！！