今日は１９日のワンマンの初リハーサルでした。
いろんなアイデアをもとに、古い曲から新しい曲まで歌いました。
遅筆・遅曲のボクでも、さすがに１０年ともなるといろんな曲があります。
その時々、感じた事を書き記した日記のような歌たち。
どれもこれも思い出たっぷりです。

本当にたくさんの人に見に来てもらいたいなぁ。
明日もリハーサルです。
最高のライブスタッフが集結してくれます。
爆音の中、とても心地よく身を委ねています。

音楽と共に生きてきたこの１０年。
誇りに思います。

昔の映像を見ていた。
デビュー前日のライブの映像が出てきた。

「明日デビューします」

そういった後に、「まぁ、今日まで５年もやってきたんだから、今更デビューと言われても、イチローが大リーグで新人と言われるくらい、変な感じがする」と発言していた。

か・かっちょいい。
さすがボク。
今こんな新人が出てきたらボクは真っ先に応援するだろう。

今よりもしゃべり方にもトゲがあり、今以上に自信家で生意気で、でも、嫌いじゃない。
あの頃のボクに笑われないよう、ツッパっていかないとな。
今年は決めよう！


追記、今日雨ならば、千葉でのストリートはお休みします。

先日、パソコンの部品を買おうと、以前購入した事のあるお店のインターネットで手続きをしていたところ、会員登録されているはずのボクの番号を入れても「登録されていません」の一点張り。

そんなこんなでカスタマーセンターに電話した。
それにしてもなぜカスタマーセンターは基本「ただ今大変込み合っているため、電話にお繋ぎする事ができません。しばらく経ってからおかけ直し下さい」となるのだろう。この段階で気の短い人は「イラっ」とくるだろうな。
話を戻そう。

何度目かのかけ直しでようやく担当者に。
担当者をたらい回しにされる事も「カスタマーセンターのあるあるネタ」であるが、今回は大丈夫。
一回でボクの問題点に対する担当の人につながった。

ボク「すみません。会員登録をお店でしたのですが、どうも登録されていないらしく調べてもらえますか？」とお願いしたところ。
担当者「はい。少々お待ちください」
この声の後、obladi obladaが流れる。このBGMもたまに流れるだけで「イラっ」とくる場合もあるかもしれないので、カスタマーセンターの人は要注意だ。
担当者「大変長らくお持たせしました。お客様、生年月日を登録されていませんね？生年月日を登録されていないと会員登録はできないのですよ。」
フフフ・・・。担当者のあなた。ボクには今手元に会員登録した時の写しがあるのだよ。
ボクは意気揚々と、鼻息荒く「いや、手元に写しがあります。ボクはしっかり５２年２月２４日て書いていますよ」と、得意げに答えた。
すると、「確かに５２年と書いていましたが、大正、昭和、平成の欄に○をしていらっしゃらなかったので、登録されていなかったのですね」との返答。

いやいやいやいやいや・・・・。

大正は１５年。平成はまだ２０年もいっていない。
明治だとしても４５年、ってか、明治生まれの人がパソコン専門店にいく確率はどんなやねん！！
西暦でいっても５２年言うたら昭和やで！！

言いたい事は山ほどあったけど、以前、友人からカスタマーセンターの人はその会社の人じゃない場合が多いと聞いていたし、まぁ○を書かなかったボクにも責任は少し、ミクロだけど、あったので我慢した。
融通が利かない事って結構あるな、と思いながらも、「その時のポイントカードのポイントはどうなるのですか？」と聞いたところ、「お客様、ポイントは２年で終わるのです。だからお客様は０ポイントです。また新規から会員登録された方が早いかと」とまさかの告白。
ポイントマジック。
最近こういう商売多いなぁ。
安くしているように見せて、実は気付かない方が負け！みたいな。
携帯電話もそうだなぁ。

関西人で商人の息子であるボクは、やはりちょっと違うよなぁと思ってしまう。
「ベンキョウしてーな」「いやいやこれ以上は」「もう一声！」そういうやり取りで人はつながっていっていたんだけどなぁ。
日本っぽくないんだな。
アメリカナイズされているよな。
弱肉強食みたいな。

政治的な発言をするつもりはないけど、もっと多くの人がいろんなカラクリに気付いて欲しいな、そう願う今日この頃。

このホームページにアルバム「THE NEUTRAL」の特設ページがあるのをご存知だろうか？
しかも、こっそりとコマメに更新されているのをご存知だろうか？

ボクはこのページが好きだ。
どのコーナも好きだ。
フォトページなんかもとてもいい感じだと思う。

中でもボクが密かに楽しみにしているのが、「みんなのレビュー♪♪」だ。
単純な感想だけでなく、みんながみんなライター顔負けの文を書いてくれている。
ボクがこのレビューをレコード店で見かけると必ず一度は聴いてみるだろう。
それほどの力作であり、愛を感じる。
どれもこれも素晴らしく、どれか一つを取り上げるのもどうかと思うのだが、個人的に

「THE NEUTRALは、詩の世界の見える曲が多いけど、「ヨウゾウ」はその中でも特に鮮明に情景が浮かびます。 しげるくんは私、ヨウゾウはあの子。 夕暮れの坂、自転車を運転するあの子の肩越しに見えるいつもの町並み。 初心者マークの車に乗る少しだけ大人になった気がした自分達。 聞いた人皆に“ヨウゾウ”と“あの頃”が見える気がします。 自分だけの曲になる気がします。 私と同じ年代の人も、もっと先を歩いている人にも、伝わると思います。」
 (愛さん・20代女性)

この愛さんの「しげるくんは私、ヨウゾウはあの子」という言葉がやたらと良い。
フックがある。
こういう言葉を使う人は詩を書いてみたら良いのになぁって思う。
「あぁ、女性でもこの感覚はあるんだなぁ」と嬉しくなったのを覚えている。

なんだか、評論家みたいになってしまったけど、ボクはここに掲載されていない分もスタッフから送ってもらい読まさせてもらっている。
この企画はアルバムを出す度にやっていきたいな。

みんな本当にありがとう。
これからも良い歌を書いていきます。

この先、くたばるまで何度も「嫌なこと」がやってくるだろう。
今日までも何度もあったが、それを超えるものが必ず、生きている限り必ずやってくるだろう。
失恋、挫折、裏切り。
考えたらぞっとする。
けど必ずやってくる。
それを「絶望」と言えばそうだろう。
だったらもうくたばってしまおうか。
とは思わない。

とは思わないのは、きっと、それと同じくらい「幸せなこと」があることを知っているからだろう。
今日までも何度もあったが、それを超えるものが必ず、生きている限り必ずやってくるだろう。
恋愛、成功、仲間。
考えたら心が弾む。
必ずやってくる。
それを「希望」と言えばそうだろう。
だから、くたばってしまおうかとは思わない。

神様なのかどうかはわからないが、そういう規格外のモノを置かないと、この「人」という仕組みの完璧さには驚かされてしまう。
「希望」と「絶望」はいつだって隣り合わせだ。
恋をしても、失恋するのが怖いから必死で相手に愛を伝える。
夢にしても、壊れるのが怖いから必死で走り続ける。
意識していないだけで、みんな本当は知っているのだろう。

そしてボクはと言えば、今日まで何度も「厳しいなぁ」という事を味わったが、「絶望」を味わっていない事を知る。
では、希望はと言えば、「希望」はいつだって、現実にすり替わる。
「絶望」と「希望」の座標の上を行ったり来たり。
せっかくなので楽しもうと思う。

すみません。仮日記です。
スケジュールがアップされていませんでした。
1月23日には、宇都宮 HEAVEN'S ROCK utsunomiya VJ-2で僕のソロライブがあります。
すぐに予約できるようにしますね。

ボクは昔から「笑顔がとても良い」と褒められる。
自分ではその良さが分からないが、とにかく良く言われる。
ライブ中も「あんなに笑うヴォーカルは珍しい」と笑顔を褒められる。
敏腕デザイナーさんが、「しげる君の笑顔には独特の魅力がある」とデビューシングルもボクの笑顔ドアップが採用された。
人一倍顔をくしゃくしゃにして表情筋すべてを使って笑っているように見えるらしい。本人は特に意識していないのだが。
ただ、そう言われるようになったには、ひとつだけ思い当たる節がある。

あれはまだボクが小学校低学年の頃。
その頃のボクは、優等生の兄の下でグズっている典型的な劣等生。
早生まれからか、発育も頭の回転も周りの子供よりも遅く、いわゆる落ちこぼれ。
母のスカートの影で人の顔色ばかり伺い、笑う時もぎこちない笑顔。

そんな当時のボクを、近所のおばちゃんでただ一人褒めてくれる人がいた。
その人は会うたびに「しげちゃんは良い笑顔してる！」
「しげちゃんはもてるでー！」
「しげちゃんの笑顔は１００万ドルの笑顔や！」
と、ボクに言ってくれた。
もう一度言っておくが、当時のボクは鈍臭い劣等生である。モテそうな兆しもありゃしない。

でも、ボクは嬉しかった。
嬉しくて嬉しくて、自然に笑顔がこぼれた。
するといつもおばちゃんはさらにボクを褒めてくれた。

時には冗談で「しげちゃん！お尻触らせて！！」とか、「しげちゃんやったら私が引き取って親になってもええ！！」と過激な発言もあったが、優等生の兄貴ばかりを褒める大人の中、このおばちゃんの言葉はいつもボクを支えてくれた。

そういえば、中学校の時に親に内緒でこっそりバイトをしているのをおばちゃんに見つかり、お金に困っていると思ったのかこっそり１万円をもらった事もあった。
金額の問題ではないが、本当に可愛がってもらっていたんだなぁと思う。

年末、実家の近くでおばちゃんと偶然会った。
おばちゃんは相変わらず「しげちゃーーん！」とボクと握手をしてくれた。
ボクは笑っていた。
色んな人から褒められるようになった笑顔を、それを引き出してくれた人に向けて笑っていた。
ボクはもう、笑顔が自然に出せる人になっていた。
ありがとう、おばちゃん！！

大晦日の話。

ライブ前に、ダイちゃんとコンビニに。
色々物色していたところ、なにやら威勢の良さそうな兄ちゃんが入ってきて、店員さんに「トイレどこ？」と尋ねた。
すると店員さんは「当店にはトイレは置いてないんです。すみません」と。
兄ちゃんはでっかい声で「ほなええわ！！二度と来るか！！！」とガラ悪そうにもう一言くらい加えて出て行った。
店員さんはアルカイクスマイルを崩さず下を向いていた。

ボクはその店員さんのところで会計する事にした。
「ひどい事言う人もいますね」と言うと、店員さんは「仕事柄なれていますから」と微笑んでいた。

大晦日。
年の最後がこんな嫌な思いをしたままじゃ彼があまりにも可愛そうだと思った。
だから、おつりをくれた時に「良いお年を」と声をかけた。
店員さんははじめて作り物ではない笑顔を見せてくれ、「来年も当店をよろしくお願いします」とお辞儀をしてくれた。
店員さんの顔は少し赤みを帯びていた。
ボクの顔も少し赤みを帯びていた。

ボクも店員さんもきっと良い年の終わりになった事だろう。

新年あけましておめでとうございます。

僕は音楽で行く年・来る年を跨ぎました。
よくよく考えるとこんな幸せな事はありません。
２度と来る事のない、２００７年〜２００８年にかわる大切な瞬間を一緒に過ごしてくれた方々には本当に感謝ですね。

ライブ後、何か体がおかしいな？？と思っていたら熱が出ていました。
駆け抜けるように過ごした昨年末を見ていた神様が「少しだけ休めよ」と言ってくれたような気がします。
ライブ自体は、すべてを出し切るくらい気持ちのいいもので、そこで体力を消費した分、寝込んでしまいました。
１日経った今、体調はすっかり戻り、充電完了です。

とある、雑誌の掲載に来年の目標を漢字一文字で書いてくれと言われ、ボクは「決」と書きました。
決意の「決」。
決めるの「決」。
いろんな思いを乗せての「決」。

さぁ、１年の始まり。
今年はどんな歌が生まれて来るのでしょうか？
その歌でみんなをHAPPYにしたいな。
今年も変わらぬ応援よろしくお願いします！！