2007/07/21
日々の荷物
今日は八尾でインストアライブだ。
この街は僕が大学生のときに住んでいた街のすぐ近く。
卒業する時には「もうこの街に来ることもないだろうな」と思っていたのに。
ゆかりのある街というのはもう一度戻ってくるようになっているように思う。いや、ゆかりのある街というのは、住む前から決まっているかのように思えてならない。
たくさんの恋をした大学時代。
仲間と食べた生協の安い定食。
陽だまりの中、外を眺めていた授業中。
呆然と立ち尽くし、ぼんやりと自分の将来を考えていたあの芝生。
一人暮らしの部屋から見た風景。
それをへたくそな絵でスケッチしたノート。
どれもこれもかけがえのない大切な思い出だ。
でも、僕は今の今まで忘れてしまっている。
日々の生活の中、背負うものが多く、そのたびに何かを降ろし、また新たなものを背負っていく。
いつだってなんだって掴む時が一番大変なのだ。
そして、いつだって手放すときは一瞬だ。
気がつかないうちにいろんなものを手放していく。
でも、生きているということはそういうことなのだろう。
常に目の前には新たなものが立ちふさがり、戦っていかねばならない。
過去に振り返っている余裕はないのだ。
久しぶりに僕はこの街に帰ってきた。
今日という一日も明日には過去になる。
それでも、いつの日か振り返ったとき、目を細めて懐かしむものでありたい。
その時にはやさしい表情になれるよう、精一杯歌ってこよう。
さぁ、今日の始まりだ。
この街は僕が大学生のときに住んでいた街のすぐ近く。
卒業する時には「もうこの街に来ることもないだろうな」と思っていたのに。
ゆかりのある街というのはもう一度戻ってくるようになっているように思う。いや、ゆかりのある街というのは、住む前から決まっているかのように思えてならない。
たくさんの恋をした大学時代。
仲間と食べた生協の安い定食。
陽だまりの中、外を眺めていた授業中。
呆然と立ち尽くし、ぼんやりと自分の将来を考えていたあの芝生。
一人暮らしの部屋から見た風景。
それをへたくそな絵でスケッチしたノート。
どれもこれもかけがえのない大切な思い出だ。
でも、僕は今の今まで忘れてしまっている。
日々の生活の中、背負うものが多く、そのたびに何かを降ろし、また新たなものを背負っていく。
いつだってなんだって掴む時が一番大変なのだ。
そして、いつだって手放すときは一瞬だ。
気がつかないうちにいろんなものを手放していく。
でも、生きているということはそういうことなのだろう。
常に目の前には新たなものが立ちふさがり、戦っていかねばならない。
過去に振り返っている余裕はないのだ。
久しぶりに僕はこの街に帰ってきた。
今日という一日も明日には過去になる。
それでも、いつの日か振り返ったとき、目を細めて懐かしむものでありたい。
その時にはやさしい表情になれるよう、精一杯歌ってこよう。
さぁ、今日の始まりだ。
2007/07/18
「ともだち」が今日リリースされる
今日、新しいCD「ともだち」がリリースされる。
東京に出て来て半年くらい経った頃、地元に残る友達を思い書いた曲。
夢に向かって歩き出した自分を誇らしく思い、もう夢を見る事を諦めた友人にハッパをかけて・・・。
今ならもう少し解釈は違うかもしれないな、そう思う。
あれから数年たち、いつの間にかライブの最後に伝家の宝刀のように歌ってきたこの歌を歌わなくても良いライブが出来るようになった。
でも、ある時、本当にある時、自分がもう一度自分自身を奮い立たせて頑張ろうと思った時、「あの頃の情熱を忘れてはいないか?」とあの言葉が頭に流れてきた。
あの歌を真剣に歌える時期があり、あの歌がやはり青臭く思えた時期もあり、そしてまた一周して優しく歌えるようになった。
『パンとピストル』の後、『Daily Life』そして『ともだち』とリリースする予定だった。
それがいろんな事があり流れてしまったのだが、今回そのすべてが発表出来る事が本当に嬉しい。
どちらもシングル候補だった曲。
自信作だ。
それに加え、『雨上がり』も収録。
この3曲あれば必ずどれか一曲は気に入ってもらえるだろうと胸を張って言える。
この歌たちが君の心をそっと支えてくれることを願います。
2007/07/17
渋谷O-WEST 「夏祭り」を終えて
今日は渋谷でワンマンライブでした。
まずはじめに来てくれた皆さん、本当にありがとう!
書きたい事はたくさんあります。
ライブ後に舞台監督と話した事も含め。
でもそうなると、4ページ分くらいになりそうなのでまとめて。
「夏祭り」といタイトル通り、「楽しく」をモットーに演奏しました。
初めてワンマンライブに来られた方は驚いたかもしれませんが、普段のイベントライブがガチンコの熱い熱いロックバンドであるならば、ワンマンはいつもエンターテイメントな部分も見せれるよう考えています。
ある人に言われました。
「しげる君は泣かせる歌も良いけど、実は煽るのとか盛り上げるのがすごくうまいんだよね。天性だよ。イベントだと30分だからそれが全部見せられないのが惜しいね」って。
初めて見た人の中に違和感があった人がいたかどうかは知りませんが(笑)、2度3度と足を運ぶうちにクセになるので、ぜひ!
終演後、ワンマンライブにも関わらず、来てくれた人たちと握手をしました。
一人一人と握手を交わしながら、この企画は本当にやって良かったなぁと思いました。ライブに来てくれた人たちが僕たちに会いたいなぁって思ってくれるのと同じくらい僕たちもみんなと会いたいものです。
実際に握手して「2000年から応援しています!」とか「5年越しの思いです。やっとしげる君とお話しする事が出来ました。」なんて言われると、今まで僕は何をしていたんだとさえ思います。
握手の際、一人一人が「楽しかったです」と声をかけてくれるのが本当に嬉しかったです。
でも、今回一つだけ反省点がありました。
それは会場前にTシャツ販売がうまくいかなかった事です。
実はOPENギリギリまで揉めていました。
発端は僕です。
今回物販は会場中ではなく外でやります、と言われ、「なぜ会場の外でTシャツを売るのですか?中でやれば良いじゃないですか?」と。
スタッフは「しげる君が握手をするには会場をはやく空にしなければいけない」との事で。
そのせいで開演前に買えた人と買えなかった人がいたようで、本当に申し訳なかったです。ごめんなさい。
スタッフにはスタッフの言い分があり、僕には僕の言い分があり。
最後には納得したのですが、そのせいでみんなにご迷惑をおかけしました。
それでも、Tシャツは大好評だったみたいで本当に嬉しく思っています!
ぜひ街中でも来てやってくださいね!
ライブ的には本当に楽しかったです。
でも、いつだってそうですが、「もっと出来たよなぁ」という気持ちがあります。
これはいつだってそうです。
100%のライブなんてひょっとしたら出来ないのかもしれません。
でも、ここで終わりなんてないので、常に前のライブを超えていかねばならないのできっと当然の事なのでしょうね。
今日はいくつかの新しいライブの発表もありました。
近々このホームページでも発表があると思います。
今日来てくれた皆さんもまたあの場所で会いましょう!
来れなかった皆さんも、またどこかの会場で会いましょうね!
今日は本当に最高の時間をありがとう!!
追記、地震で来れなかった方、大丈夫だったでしょうか?
2007/07/15
駐車場のスクリーン
明日はワンマンライブです。
「夏祭り」。
姫路の中でも都会の方に住んでいた僕は、いわゆる海の男たちの祭りや農家の祭りとは縁がなかった。
それでも姫路の名物「浴衣祭り」や家の前の商店街で行われる「祭り」が大好きだった。
祭りの日はいつも親父が僕ら兄弟を銭湯に連れて行ってくれた。
家にお風呂があるのに、なぜかこの日だけは銭湯に行くのだ。
それが僕はたまらなく好きだった。
「お父さん、あのおじさん背中に絵を描いてるで〜」と身の毛もよだつ発言もしていたらしい。子供は無敵である。
祭りと言えば、「出店」「恋人とデートした」いろんな思い出があるだろうが、僕が中でも忘れられないのが、商店街のおじさんたちが近所の子供たちを集めてお手製の映画館を作りそれをみんなで見た事だ。
それもどっかの駐車場に子供を集めて、普通の白い壁に映写機をあてて見るというもの。
どんなアニメを見たかまでははっきり覚えていないけれど、夜遅い時間まで友達と映画を見た感動や、普通の駐車場の白い壁が急に映画のスクリーンに変わったあの感動は今もこの胸に輝いている。
明日は「夏祭り」。
それらの僕の経験も生かしつつ、とにかく「お祭り」なので楽しく!楽しく!!楽しく!!!をモットーに最高の夜にしたいと思っています。
来られる方は、最高の夜にしましょうね!!
サイトウヒロシミュージックショーから見る「力は継続なり」
今日はサイトウヒロシミュージックショーと言う、文字通り千葉LOOKの店長、サイトウヒロシ氏主催の野外ライブイベントに参加して来た。
僕の記憶が正しければ、これはまだサイトウさんが楽器屋の店員だった頃からはじめたイベントらしく、ものすごい年月を経たイベントである。
姫路出身でありながら、初めてこのイベントに出れた時の嬉しさは今でも覚えている。
まぁ、その頃は千葉バンドに千葉バンドを紹介するくらい、僕らもその辺の千葉っ子よりも千葉っ子になってたけど。
今日はご存知のようにあいにくの雨。
多くの方が中止と思われたことだろう。
実際、「雨天中止」と書いてあるのだから、今日ほどの雨で中止にならなけりゃどれくらいで中止になるんだ!?と突っ込みたくなる。
でも、僕は「今日は絶対あるな」と降りしきる雨の中思っていた。
サイトウさんはそういう人なのだ。
野外とはいえ、ステージは屋根がある。
そこで、ステージをなるべく後ろにやって、客席を屋根のあるステージにまで広げると言うサイトウヒロシ氏の憎い演出が最高に素敵だった。
雨の中、歌った。
今までも何回かこのサイトウヒロシミュージックショーに出て来たが、今回はいつにも増して楽しかった。サイトウさんもいつものぶっ壊れそうな楽しみ方ではなく、温かな表情で楽んでいたように見えた。
「雨の中、こんなに来てくれて本当にありがとう!」
イベント終盤のMCでサイトウさんはこんなアーティストばりの発言をしていたが、あれが本当の気持ちだったと思う。
僕は大きな拍手を送った。
物事を続ける事は大変だ。
でも、今日のような最悪と言われる天候のもと、最高の一日に変えてしまうところに、このイベントをずっと続けて来たサイトウさんのパワーを感じる。
継続は力なりというよりも、力は継続なり、そういう印象を受けた。
本当に頭が上がらない。かっちょいいなぁ、そう思う。
終演後、僕はもう一度ステージに上り客席を眺めた。
いつの日か、サイトウヒロシミュージックショーの番外編としてここでワンマンしてみたいなぁ。そう思った。サイトウさんの望むところとは違うだろうけど。
最後に、雨の中、来てくれたみなさん本当にありがとう!
中止かどうか分からず仕方なく諦めた皆さんごめんなさい。
行ってみるまでいい加減な事は言えんかったので(行ってしまえばパソコンは使えないし)。
ワンマン前に心がリフレッシュしました!
夜はそのままリハーサルに入り、僕らの一日は笑顔で終わった。
断言しよう、今日は素晴らしい一日だった。
2007/07/11
継続は力なり
今から7年前、「継続は力なり」というタイトルで僕はこの日記を書き始めた。
当時、食べる・寝る・遊ぶ以外で僕が続けられているものと言えば小学2年生から一週も欠かさず買い続けている少年ジャンプくらいだった。「継続は力なり」とタイトルに書いてしまっているところも、自分へのメッセージだったと思う。
それから3年後、パンとピストルの発売前に日記はリニューアルされ、さらに時代は進み、当時斬新と言われて来たアーティストが日記を書くという行為も今や当たり前となり、ブログと言う名前が浸透し僕の日記の形態も変わる事に。
少し前、「僕の日記はブログという部類に入れてほしくない」と書いた。
その気持ちは今も変わっていない。
ただ、読み手側ではなく自分自身がその気持ちで書けば良いのだと今は納得している。
時はやはり流れており、僕もその中で生きて、流れの中、流されるでも逆らうでもなく、しかし動いているのだなと実感する。
最後に、街角で僕を見かけた人は必ずと言っていいほど「いつも日記を見ています!」と声をかけてくれる。
関係者の中でも「日記を読んで勇気をもらっています」という声をいただく。
HOT LINEから送られてくるみんなからのメールにも「あの時の日記が心を動かした」と書いてくれている。
その言葉がある限り僕は書き続けるのだろうなと思う。
7年前から状況は変わった。
頑張った時期もあったし、頑張りたくてもどうしようもなかった時期もあった。
そして、今また体に鞭を打って走っている。
今こそ、7年前のあの言葉を受け継ごうと思う。
「継続は力なり」
当時、食べる・寝る・遊ぶ以外で僕が続けられているものと言えば小学2年生から一週も欠かさず買い続けている少年ジャンプくらいだった。「継続は力なり」とタイトルに書いてしまっているところも、自分へのメッセージだったと思う。
それから3年後、パンとピストルの発売前に日記はリニューアルされ、さらに時代は進み、当時斬新と言われて来たアーティストが日記を書くという行為も今や当たり前となり、ブログと言う名前が浸透し僕の日記の形態も変わる事に。
少し前、「僕の日記はブログという部類に入れてほしくない」と書いた。
その気持ちは今も変わっていない。
ただ、読み手側ではなく自分自身がその気持ちで書けば良いのだと今は納得している。
時はやはり流れており、僕もその中で生きて、流れの中、流されるでも逆らうでもなく、しかし動いているのだなと実感する。
最後に、街角で僕を見かけた人は必ずと言っていいほど「いつも日記を見ています!」と声をかけてくれる。
関係者の中でも「日記を読んで勇気をもらっています」という声をいただく。
HOT LINEから送られてくるみんなからのメールにも「あの時の日記が心を動かした」と書いてくれている。
その言葉がある限り僕は書き続けるのだろうなと思う。
7年前から状況は変わった。
頑張った時期もあったし、頑張りたくてもどうしようもなかった時期もあった。
そして、今また体に鞭を打って走っている。
今こそ、7年前のあの言葉を受け継ごうと思う。
「継続は力なり」
Recent Diary
Recent Photo