2011/12/06
Gibsonハミングバード
先日、後輩に「Gibsonのギターが欲しいから目利きならぬ耳聴きをしてほしい」と頼まれ、楽器屋に行った。
そこで色んなGibsonを弾き、改めて自分はアコギだとGibsonが大好きなんだと分かった。
Gibson(ギブソン)はギターのメーカーの名前。
僕が初めてGisonに出会ったのは14歳の時。
3つ年上の兄貴が大学で本格的に音楽を始めたらしく、大阪の楽器屋で当時にして30万円のギターをローンで買って来ると言う長男とは思えない大胆な行動の末、我が家にGibsonがやって来た。
我が家、ビートルズばりの歓迎。まさにヤーヤーヤーである。
拝むようにケースを開けたのを覚えている。
日本製の、しかも3万円もしないギターを弾いていた僕。
初めて外国から来たGibsonを弾いた時の感動は今でも音とともにハッキリ覚えている。
いまだに僕がGibsonのギターを試奏したときのジャッジはこのときの音と比較してるほどだ。
Gibsonの素晴らしさはやはりドンシャリと呼ばれる、低音がドーンと鳴って、高音がシャリーンときらびやかに響く音。
ドンシャリ。
これを初めて弾いて肌で感じたときは、まさに文明開化の音がしたのだ。
兄貴が買ったのはGibsonハミングバード。
ピックガードに鳥の絵が描かれてあるところからきている。
とっても美しく、とっても良い音がしていた。
のに。
ある日、おそらく世界が明日終わると言うのを知ったらこういう顔するんだろうなぁと言う顔で兄貴が帰って来た。
どうしたの?と聞くと「ギターが壊れた」と一言。
僕は玄関に立てかけてあるケースを開いてみて愕然とした。
ネックは折れて、ボディーにも穴があいていた。
問いただすと、なんでも雨の日にすべって机の角にぶつけたらしい。
その日以来、ハミングバードはまるでゴミのように我が家の玄関で眠っていた。
それから数年後、兄貴にこれ直したらもらっていいか?と紹介を得て、地元の楽器屋に修理を依頼したらなんとびっくり直って帰って来た。
音も変わっていない。
奇跡だった。
それでも一度折れたネックは折れやすくまた折れた。
今度はデビューした時に着いたマネージャーがこの世界を辞めると言う時に、感動の別れの挨拶もそこそこに「だったらこのギターの修理を事務所の経費に紛れ込まして最後にやめてくれろ」と鬼のような発言をぶっ込み見事完璧な修理をされて帰って来た。
ただ、もう折れるのが怖いのでライブでは使用していない。
それどころかここ数年弾いていなかった。
自慢だが、僕が弾けばアコースティックギターの音は良くなる。
なので、これから曲を創る時、こいつをたくさん弾いてあげようと思う。
久しぶりの再会。
長い事眠らせていてごめんな。
そう思いながらケースを開けたら懐かしい写真が出て来た。
若かりし頃の僕ら。
なんだかこのギターを久しぶりに開けたのは必然のように思えた。
「がんばれよ」そんなドンシャリの音が聞こえて来た。
追記、僕がこのギターを弾いているのをライブで見た事がある人はほんとうに通な人だと思う。
追記2、ちなみに古い写真に代谷がいないのは、代谷が一度いなくなっていた頃の写真だからです(笑)。
そこで色んなGibsonを弾き、改めて自分はアコギだとGibsonが大好きなんだと分かった。
Gibson(ギブソン)はギターのメーカーの名前。
僕が初めてGisonに出会ったのは14歳の時。
3つ年上の兄貴が大学で本格的に音楽を始めたらしく、大阪の楽器屋で当時にして30万円のギターをローンで買って来ると言う長男とは思えない大胆な行動の末、我が家にGibsonがやって来た。
我が家、ビートルズばりの歓迎。まさにヤーヤーヤーである。
拝むようにケースを開けたのを覚えている。
日本製の、しかも3万円もしないギターを弾いていた僕。
初めて外国から来たGibsonを弾いた時の感動は今でも音とともにハッキリ覚えている。
いまだに僕がGibsonのギターを試奏したときのジャッジはこのときの音と比較してるほどだ。
Gibsonの素晴らしさはやはりドンシャリと呼ばれる、低音がドーンと鳴って、高音がシャリーンときらびやかに響く音。
ドンシャリ。
これを初めて弾いて肌で感じたときは、まさに文明開化の音がしたのだ。
兄貴が買ったのはGibsonハミングバード。
ピックガードに鳥の絵が描かれてあるところからきている。
とっても美しく、とっても良い音がしていた。
のに。
ある日、おそらく世界が明日終わると言うのを知ったらこういう顔するんだろうなぁと言う顔で兄貴が帰って来た。
どうしたの?と聞くと「ギターが壊れた」と一言。
僕は玄関に立てかけてあるケースを開いてみて愕然とした。
ネックは折れて、ボディーにも穴があいていた。
問いただすと、なんでも雨の日にすべって机の角にぶつけたらしい。
その日以来、ハミングバードはまるでゴミのように我が家の玄関で眠っていた。
それから数年後、兄貴にこれ直したらもらっていいか?と紹介を得て、地元の楽器屋に修理を依頼したらなんとびっくり直って帰って来た。
音も変わっていない。
奇跡だった。
それでも一度折れたネックは折れやすくまた折れた。
今度はデビューした時に着いたマネージャーがこの世界を辞めると言う時に、感動の別れの挨拶もそこそこに「だったらこのギターの修理を事務所の経費に紛れ込まして最後にやめてくれろ」と鬼のような発言をぶっ込み見事完璧な修理をされて帰って来た。
ただ、もう折れるのが怖いのでライブでは使用していない。
それどころかここ数年弾いていなかった。
自慢だが、僕が弾けばアコースティックギターの音は良くなる。
なので、これから曲を創る時、こいつをたくさん弾いてあげようと思う。
久しぶりの再会。
長い事眠らせていてごめんな。
そう思いながらケースを開けたら懐かしい写真が出て来た。
若かりし頃の僕ら。
なんだかこのギターを久しぶりに開けたのは必然のように思えた。
「がんばれよ」そんなドンシャリの音が聞こえて来た。
追記、僕がこのギターを弾いているのをライブで見た事がある人はほんとうに通な人だと思う。
追記2、ちなみに古い写真に代谷がいないのは、代谷が一度いなくなっていた頃の写真だからです(笑)。
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