2011/07/15
全曲ライブ企画「僕のロックンロールは正しくないんだ」
今日はちょっと僕ではなく、以前拝見した有名な方がこの歌に対して書いてくれた文を載せてみたい。
もちろん許可は得てあります。
読んでみて下さい。
古いアニメでよくある、雷に打たれ骨まで見える衝撃。
この曲を聴いた時の感想はまさにそれ。
THE NEUTRALというバンドを知らないわけではなかったが、これほどまでにロックンロールを極めている若者がいるのかとしばらく動けなくなった。
この歌はシンプルな構成で成り立っている。
基本は3コード。
そして白玉の音符が冒頭に貼付けてある。
ただそれだけ。
ただそれだけなのに、懐かしさではなく新しさを感じる。
昨今、構築したものを再現するのがロックとなりつつあるが、久しぶりに私が「音楽が本当に好きだった頃」にむさぼり聞いた体現するロックを聴いた。
聞けば、高校の同級生のバンドらしい。
なるほど。
音の固まりが共鳴しあっているわけだ。
この歌の特筆するべきはやはり冒頭の2行の歌詞。
まずはじめに
「知ってるかい 僕の持つロックンロールは正しくないんだ だから僕は正しさを捨てたんだ」
これはロック史に残る名言だと私は思う。
この一言で、すべての断りを入れ、すべてをはねのけ、すべてを受け入れている。
ボーカルしげるの他の追従を許さない、天才と呼ばれる事を本人は否定しているが、間違いなく10年に1度の時代を変える時に現れるロックンローラーだと私は思う。
この後の歌詞「正しさよりももっと先へ」が、この冒頭部分のさらに奥行きを出している。
そして私に雷を浴びせた言葉。
「知ってるかい 僕の持つロックンロールは新しくないんだ 新しくないんだ だから僕は時間と違う場所に立つ」
誰しもが正しさを捨てた同様、新しさを捨てたという言葉を待っているところへ、「だから僕は時間と違う場所に立つ」という言葉が飛び込んで来る。
一度オーディエンスがどう受け止め、どう理解してくるかを理解した上で、さらにその上の言葉を用意していると言うテクニックとしても申し分ない。
もちろんテクニックだけではなく、「だから僕は時間と違う場所に立つ」。
この言葉に痺れないロック好きはいないだろう。
前述の「再現ロック」が「今の音」であれば体現するようなロックは懐かしさなのか?いや違う。そもそも「今」「昔」という時間軸でないところにロックはあるのだと教えてくれる。
私はこのバンドがもっと世の中に出てほしいと強く思った。
これほど分かりやすく、奥の深いバンドはそうそういないだろう。
いつか彼らに会う事があったら、この感動を伝えたいと思う。
本当に素晴らしいバンドであり、後世に残る名曲をありがとうと。
午前6時56分 自宅のパソコン部屋から 三木茂
もちろん許可は得てあります。
読んでみて下さい。
古いアニメでよくある、雷に打たれ骨まで見える衝撃。
この曲を聴いた時の感想はまさにそれ。
THE NEUTRALというバンドを知らないわけではなかったが、これほどまでにロックンロールを極めている若者がいるのかとしばらく動けなくなった。
この歌はシンプルな構成で成り立っている。
基本は3コード。
そして白玉の音符が冒頭に貼付けてある。
ただそれだけ。
ただそれだけなのに、懐かしさではなく新しさを感じる。
昨今、構築したものを再現するのがロックとなりつつあるが、久しぶりに私が「音楽が本当に好きだった頃」にむさぼり聞いた体現するロックを聴いた。
聞けば、高校の同級生のバンドらしい。
なるほど。
音の固まりが共鳴しあっているわけだ。
この歌の特筆するべきはやはり冒頭の2行の歌詞。
まずはじめに
「知ってるかい 僕の持つロックンロールは正しくないんだ だから僕は正しさを捨てたんだ」
これはロック史に残る名言だと私は思う。
この一言で、すべての断りを入れ、すべてをはねのけ、すべてを受け入れている。
ボーカルしげるの他の追従を許さない、天才と呼ばれる事を本人は否定しているが、間違いなく10年に1度の時代を変える時に現れるロックンローラーだと私は思う。
この後の歌詞「正しさよりももっと先へ」が、この冒頭部分のさらに奥行きを出している。
そして私に雷を浴びせた言葉。
「知ってるかい 僕の持つロックンロールは新しくないんだ 新しくないんだ だから僕は時間と違う場所に立つ」
誰しもが正しさを捨てた同様、新しさを捨てたという言葉を待っているところへ、「だから僕は時間と違う場所に立つ」という言葉が飛び込んで来る。
一度オーディエンスがどう受け止め、どう理解してくるかを理解した上で、さらにその上の言葉を用意していると言うテクニックとしても申し分ない。
もちろんテクニックだけではなく、「だから僕は時間と違う場所に立つ」。
この言葉に痺れないロック好きはいないだろう。
前述の「再現ロック」が「今の音」であれば体現するようなロックは懐かしさなのか?いや違う。そもそも「今」「昔」という時間軸でないところにロックはあるのだと教えてくれる。
私はこのバンドがもっと世の中に出てほしいと強く思った。
これほど分かりやすく、奥の深いバンドはそうそういないだろう。
いつか彼らに会う事があったら、この感動を伝えたいと思う。
本当に素晴らしいバンドであり、後世に残る名曲をありがとうと。
午前6時56分 自宅のパソコン部屋から 三木茂
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