2011/05/17
男と言う生き物
僕らが子供の頃、一日のお小遣いがMAX100円、少なくて50円、たいがいが70円から100円の間でレートが決まっていた。
僕はもらえる時は100円。
富豪の部類である。
100円玉をにぎりしめて駄菓子屋へダッシュ。
駄菓子屋では基本ババァが店主と言うのがこれまたレートである。
そしてババァとガラ悪く呼ぶにふさわしい、ババァ達だった。
タバコの火を指で握りつぶす、ババァ。
やたらと万引きしたと疑うババァ。
まさにキングオブババァ。いやさ、クイーンオブババァ。
どうみても自分のばあちゃんくらいのババァに対して「おばちゃんこれちょうだい!!」となんともpopに話かけていた。
いま思うと社会の縮図だったようにも思う。
さぁ、その100円をいかに使うか。
キン肉マン消しゴムが流行った時もあれば、ビックリマンシールが流行った時期もある。
カステラの串で刺してるヤツも好きだった。
安っぽいラムネ菓子も好きだった。
でも、小学生活を通してずーっと僕らの心を掴んで話さなかったのが、プロ野球チップスだ。
このプロ野球チップスには付録があり、そこにはプロ野球選手のカードが入っているのだ。
ちなみにチップス自体も味がコンソメに仕上がっており、プロ野球チップスが好きだった男子はいまだにポテチと言えばコンソメと答えるのはこのためである。
この付録のプロ野球カード。
当時は憧れの的の選手を当てるのを躍起になっていたが、いったん、熱が冷めて改めて見てみるとおかしなところだらけ。
キャンプ中のユニフォームがいい加減なヤツの写真だったり、オープン戦の写真だったり、オフショットを盗み取りしたようなものもあったり、分からないけど、いまよりも個人情報がユルーーーーイ時代。
ほんとうに許可を取っていたのだろうか?疑問である。取っていても選手一人一人にではなく、球団代表とだったのかな?
なんにしても、熱が冷めた後の大量の「おっさんのカード」を眺め、なんでこんなものに情熱を注ぎまくっていたのだろう、もっとやる事あっただろ?オレ!!と、軽い自己嫌悪に陥り、僕らは中学生になっていった。
まさに社会の縮図だったように思う。
それでもこの歳になっても5年に一度くらい、わけわかめなしょーもないもんを集める収集クセが出てしまう。
男はいくつになっても意味のない事に必死になる、アホでロマンチックで童心の野心なのである。
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