2011/01/11
20歳のあの頃
「やりたい事がやれなくて 一人部屋でくすぶっていた
なりたいものになれなくて 一人部屋でくすぶっていた」
20歳の時に書いた『ドアを開けよう』の冒頭の歌詞。
僕の20歳はいつもフワフワとグニャグニャとしていた。
僕は何が出来るんだろう?
僕はこの先どうなってしまうんだろう?
ただただ見えない明日を呆然と、漠然と考えては答えのでない答えを探すでもなく、ただ眺めるように、少し他人事のようにも考えていた。
「オレには音楽しかない!」
と言い切っていたあの頃。
それは少し逃げ道でもあった。
そう言い切る事で他の事から逃げてきた。
とにかくよく遊んだのもこの頃。
100人とは言わないものの、電話一本かけりゃはすぐに人が集まった。
仲間、後輩、色んな奴らとバカ騒ぎした。
ガラも悪かったと思う。
大声を出す事で注目を浴び、自分の力を誇示しているようにも思っていた。
ダイちゃんが書いていたように、成人式には腰抜かすほど高いスーツを着て、門の前を仲間達と囲み、そこを通る同級生を検問するかのように眺め、知り合いが通ると「だいすけぇぇぇぇーーーー!」と意味もなく叫んでガラの悪い笑い声を上げたり。
本当にアホの境地である。
いつも言うが、タイムトラベルが出来るようなら、みなさんあの頃のオレにデコピンを一発ずつかましてやってほしい。
ただ、今ほど僕も温和ではないので要注意ですが。
今の自分を認めるのが怖かったと言うのもあるし、ただ仲間達と騒ぐのが楽しかったと言うのもある。
そしてそんな楽しい日々はこの先もずーーっと続くものだと信じていた。
まさかそれを僕の方から壊してしまうとは、この時の僕にはまだ分かっていなかった。(それはまたいつかのお話で)
ガラが悪く、虚勢を張っていたあの頃の僕も、その有り余るエネルギーを少しだけ音楽の方にベクトルを変えてやるだけで飛躍的に未来が開けた。
その事に気付けた事を10年以上経った今、誇りに思う。
そして今、僕は立ち返り、あの日の僕の強さやギラツキ思い出し、それ以上の熱量で2011年を駆け抜けようと心に決めている。
成人式が区切りならば、三十路式もあっていい。
三十路式は、いちいち集まって確認するようにやったりはしない。
独り立ちしているので心に決めて、ひっこりと、それでいてギラギラと闘志を燃やして行うのだ。
僕は僕に勝ちたい。
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