2010/12/06
ライブの合格点
ライブの合格点ってどこなんだろう?
そんな事をふと思ったりする。
音楽の素晴らしいところは、決して『上手いヘタ選手権』ではないところだ。
技術を競うのではなく、作品として表現としてどうなのか?が問われる(当然最低限の技術はいるが)。
だから僕の中では「ミュージシャン」と言うのはレコーディングの際に呼ばれる演奏するだけの人。いわゆる「スタジオミュージシャン」。
「アーティスト」と言うのは表に立って表現する人。と区分している。
と書いておきながら、スタジオミュージシャンの方もアレンジ力が問われるので分類は難しいなぁと。
ただ、まとっている空気は明らかに違う。華と言うか、華と言うか、華なのか(笑)。
僕は人のライブを見てほとんど心を揺さぶられる事はない。
この人たちのライブの合格点はどこなんだろう?と、いつも思う。
会場のでかさではないけれど、やはりホールやドームでライブする人のライブは一曲は胸にずしっと来る。
そしてやはりワンマンライブもままならない人たちのライブは、何も響いてこない。
誰もが歌いそうな事を歌ったり。
他の出演者とやっている事がかぶったり。
1曲目なのか3曲目なのか似過ぎて分からなかったり。
そう言う人たちと対バンをした際、僕のライブを見ても「良いライブでしたね」と言われる事がまずない。「しゃべり面白いですね」とか「ギター良い音でした」とかピントがずれまくっている。
僕は特別楽器がうまいわけではないので、きっとそう言うところで判断するんだろうなぁと。
僕はライブだけでここまで来た男。良いライブの際の手応えは分かっているつもりだし、その感覚は狂っちゃいけないと気をつけている。
じゃ、僕が特別な演奏技術を持っていなくても良いライブが出来るのはなぜだと思う?
それを突き詰めると僕は自分の良さが見えてきて、ソロの際も僕は僕の一番良いところを出そうと気合いが入る。
めっちゃえらそうに書きますよ。いつもの事やけど、めっちゃえらそうに言いますよ。
僕のライブを見て、わぁ、良いライブだなぁと分かった時に、今現状で足踏みしているバンドマンは一皮むけると思う。
キャーーー、言うてもた。でもこれほんとなの。
これは人の批判とかじゃなく、ライブの合格点をどこにおいているかの話。
僕は努力しても身に付かない、授かり物のような力をいつか持たしてもらっている。
それは誰に言う事もなく、大切に胸にしまって短所は目をつむり良いところを尖らして行こうと思う。
最後に良いライブの判断は演奏者とお客さんだと思う。
これがすべて。
来た人に何が伝えられるか。
それが演奏力なら、よりずば抜けたものを。
歌唱力ならば、周りが黙り込むようなものを。
表現なら圧倒的なものを。
僕も決しておごらず、来た人に何が伝えられるか?
いや、何を伝えられるか?
それを丁寧に考えて、大胆に表現していきたい。
追記、本日は本八幡でのライブでした。
良いライブになりました。
来てくれたみなさん、ありがとう。
セットリスト
1.輝け!オレの30代
2.風の吹く場所
3.switch
4.君に伝えなくちゃ
5.僕と暮らそう
6.明日へ向かって
アンコール 雨上がり
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