2017/05/15
『CHANGE』変わった事
今回のココロランドリー『CHANGE』〜変わりたいもの、変わりたくないもの〜 にちなんで。
実家がアパレル業をやっている事もあり幼少の頃から服と接する機会が多かった。
が、その反発かガキらしくない服を着させられるのが嫌で小学生の頃はずっとジャージで過ごした。
中学一年の4月小学生気分が抜けないままチャリで近くを走っていると、クラスメートの女の子@小学校は違うくて中学で同じクラス、に出会った。
彼女は僕の全身を冷ややかな目で舐めるように鑑賞した後に「ふーん、三木の私服ってそんな感じなんや。。。」と一言を突き放った。
僕はその言葉がいい意味でない事は何となく分かって、6段切り替えのギアを6にして立ちこぎでその場を去った。
この事件以降オシャレに目覚めていくのだが、高校生の終わり頃になるとファッション雑誌の読者撮影会がどこどこであると聞くとそこにいったり、大阪のアメリカ村を写真を撮られたいがために意味もなくずっと歩いたりといったとイカレた行動をしていた。
実際僕はデビュー前に何冊か雑誌に載った事がある。
当時は自慢だったが、今はめっちゃ恥ずかしい。これも時代と心の変化だ。
人は自分が前に進むと後ろのものを軽んじる生き物だ。
若ければ若いほど顕著にそれは出る。
大学生になった僕はその1年前までに下駄だのデニムを逆に履くだのの奇抜というかサーカスのようなわけのわからないファッションを一通り終え、第2次DCブームに乗っかりギャルソンを巧みに着こなす完成系となっていた。
大学の講義や校内を歩いていても「はい、オレが今この教室で一番オシャレ」「はい、オレが今この食堂で一番オシャレ」と心の中で思っていた。
この時代の関西人はこういったいやらしい心がみんなあったと記憶している。
その最先端を僕は屁をこきながら走っていたのだ。
この頃は深夜にコンビニに買い物に行くのもわざわざ着替えていた。
世の中ではウルフルズのバンザイが売れていた。
「ダザイかっこはしたくなーい」に強く感銘を受けていたっけ。
「オレは一生服を好きでいる!オシャレを忘れるような男になりたくない!!どんな時でも一番オシャレでいる!!」そう誓っていた。
あれから20年。
僕はコンビニに行く際はジャージのまま平気で寝癖をつけて買い物をするようになった。
これは大きな変化だ。
理由はバンドをやったからだと思う。
バンドをやる前の僕はコンプレックスの固まり。
モテたいけどモテ方も分からない。
自分が唯一褒められるのはオシャレだけ、だったのだ。
バンドをはじめてモテるの質が変わった。
ロックバンドをやるってことは時代を感じるオシャレをしていると後に恥ずかしかったりダサくなる事に気がつき、デビューする頃には何年経っても変わらない服装髪型でいようという心が芽生えた。
大いなる変化だ。
今年になって服は数えるほどしか買っていない。
あの日の僕が鼻息荒く「オシャレしろ」と怒っている。
だから僕は言い返す、オシャレの定義が違うんだよ。と。
そして最後に付け加える。
今の精一杯おしゃれしているお前より、今のオレの方がモテてるぜ。
『ココロランドリー』メッセージはこちら
実家がアパレル業をやっている事もあり幼少の頃から服と接する機会が多かった。
が、その反発かガキらしくない服を着させられるのが嫌で小学生の頃はずっとジャージで過ごした。
中学一年の4月小学生気分が抜けないままチャリで近くを走っていると、クラスメートの女の子@小学校は違うくて中学で同じクラス、に出会った。
彼女は僕の全身を冷ややかな目で舐めるように鑑賞した後に「ふーん、三木の私服ってそんな感じなんや。。。」と一言を突き放った。
僕はその言葉がいい意味でない事は何となく分かって、6段切り替えのギアを6にして立ちこぎでその場を去った。
この事件以降オシャレに目覚めていくのだが、高校生の終わり頃になるとファッション雑誌の読者撮影会がどこどこであると聞くとそこにいったり、大阪のアメリカ村を写真を撮られたいがために意味もなくずっと歩いたりといったとイカレた行動をしていた。
実際僕はデビュー前に何冊か雑誌に載った事がある。
当時は自慢だったが、今はめっちゃ恥ずかしい。これも時代と心の変化だ。
人は自分が前に進むと後ろのものを軽んじる生き物だ。
若ければ若いほど顕著にそれは出る。
大学生になった僕はその1年前までに下駄だのデニムを逆に履くだのの奇抜というかサーカスのようなわけのわからないファッションを一通り終え、第2次DCブームに乗っかりギャルソンを巧みに着こなす完成系となっていた。
大学の講義や校内を歩いていても「はい、オレが今この教室で一番オシャレ」「はい、オレが今この食堂で一番オシャレ」と心の中で思っていた。
この時代の関西人はこういったいやらしい心がみんなあったと記憶している。
その最先端を僕は屁をこきながら走っていたのだ。
この頃は深夜にコンビニに買い物に行くのもわざわざ着替えていた。
世の中ではウルフルズのバンザイが売れていた。
「ダザイかっこはしたくなーい」に強く感銘を受けていたっけ。
「オレは一生服を好きでいる!オシャレを忘れるような男になりたくない!!どんな時でも一番オシャレでいる!!」そう誓っていた。
あれから20年。
僕はコンビニに行く際はジャージのまま平気で寝癖をつけて買い物をするようになった。
これは大きな変化だ。
理由はバンドをやったからだと思う。
バンドをやる前の僕はコンプレックスの固まり。
モテたいけどモテ方も分からない。
自分が唯一褒められるのはオシャレだけ、だったのだ。
バンドをはじめてモテるの質が変わった。
ロックバンドをやるってことは時代を感じるオシャレをしていると後に恥ずかしかったりダサくなる事に気がつき、デビューする頃には何年経っても変わらない服装髪型でいようという心が芽生えた。
大いなる変化だ。
今年になって服は数えるほどしか買っていない。
あの日の僕が鼻息荒く「オシャレしろ」と怒っている。
だから僕は言い返す、オシャレの定義が違うんだよ。と。
そして最後に付け加える。
今の精一杯おしゃれしているお前より、今のオレの方がモテてるぜ。
『ココロランドリー』メッセージはこちら
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