４日のワンマンライブが終わったその日の夜から、6月に発表したいアコースティックアルバムのpianoのレコーディングをしていた。
今は新しい曲を書いて、アコースティックのアルバムのレコーディングをして、さらに本格的なアルバムレコーディングに備えてプリプロをして、その中で日々の生活で僕が個人的に興味を持った事をやってみたりと睡眠時間を削って人の倍生きているような感じだ。
そもそも僕はあまり寝ないので、人の倍生きるくらいでちょうど良くて、それでも時間が足りないと感じている。
ま、しんどいアピールでもなく、本当に時間が足りなくて「困った困った」と言いながら音楽に精を出している。この歳になっても余裕なんてねぇーーーーーーyo。

7日はvocal powerで一緒の石橋沙弥香ちゃんことMUSIQUAのワンマンライブを見にマウントレーニアホールに行った。
今まで見た沙弥香ちゃんのライブの中で一番良くって、この人はホールが似合うなぁ、もっと、今以上、陽の目を浴びてほしいなぁ、浴びないといけない人だよなぁと、その歌声に聴き惚れながらも、すっかり仲間になったなぁ俺たちは、、、とそんなことにさえ感動しながら観戦していた。

アンコールでトイレに行った。
戻ってきたら２階席の関係者席が空いていた。
そこは以前僕たちがマウントレーニアホールでワンマンライブをした時に親父を招待した場所だった。
そうか数年前、親父はここに確かにいたのかぁと思うと胸が熱くなった。
時間が遡るなら親父に会えるのに。
親父はこの場所で僕をどう見ていたのだろう。
ステージにはピンクのTシャツに着替えた沙弥香ちゃんがいた。
２階席から見るステージはとても広く、僕は関係のないところで涙をこぼれるのを必死で我慢した。

昨日は代官山でライブだった。
リハーサルを終えて、今後のスケジュールの確認をするために空き時間にみんなでデニーズに行った。
途中、サポートしてくれているタッピーのお父さんの話にもなった。
今はホスピスにいるらしい。
今日、明日かも分からない、とは聞いていた。
そんな中でも「バンドには迷惑かけないから」と言ってくれた。
僕は痛いほどその気持ちがわかる。
胸が熱くなる。
スケジュールミーテイングが終わった後、ふいに僕は確認するようにみんなに話していた。
「なぁ、今日のライブ全部だそうぜ。ミスしようがそんなの何でもいいからぶっちぎろう。明日には絶対同じものが見れないものにしようぜ」。
みんな同じ気持ちだったようで笑っていた。

今日は母が東京に来ていて泊まりにきていた。
ライブを見れないとは聞いていたけど、かぞくのじかんを歌う事にした。
ライブ直後、タッピーが「かぞくのじかんがもうやばかった。親父ともうスカイツリー行けないのかなぁって思っちゃってさ」と僕の背中越しに話しかけてきた。
「そんなことないよ」と言えない事がとても悔しくて、「そうかぁ」とだけ返した。
ただその「そうかぁ」には愛を込めるようにした。

スタッフとバーミヤンでご飯を食べた。
バーミヤンはメニューが多くて楽しい。
なのになぜかなかなか足を運ばない。
もっと来ようぜ！と毎回同じ台詞をはきながら僕らは店を出た。

家に帰ると０時を回っているのに母がソファーでうたた寝しながらも僕を待っていてくれた。
少しだけ話をして、また明日話そうと母を寝かした。
そのあとまた少しだけ部屋でピアノレコーディングをした。
時計は４時だった。もう寝なきゃと慌てて寝たが、６時に目が覚めてしまいこうして日記を書いている。

僕のここ数日だ。
長い文だっただろうか、それとも数日がこの行で収まる事は短いと捉えるのだろうか。
僕の人生は哲学する事だ。
日々考える。
求める。
理解する。
行動する。
理由を知る。
また考える。

さぁ、新しい朝だ。
今日も１日がんばりますかっ！