2016/01/21
一つの時代がゆっくりと閉じようとしている
ワカバが活動休止を発表した。
僕は少しだけ今日の空を見上げた。
ワカバを始めて意識したのは原宿のアストロホール。
当時のマネージャーが「あれがワカバだ。人気があるらしい。しげるあそこに勝てないとお前らは終わるぞ!」そうハッパをかけられたのを覚えている。
それからの数年はまさにライバル関係だった、と僕は勝手に思っている。
お互い話もするけど、腹の底までは見せないと言うか、良い意味でバチバチしていて。
でも、いつでも何歳になってもワカバは人気があってずっと勝てないイメージがあって。
やがて僕らはプライベートでも会うようになって、恋の相談を乗るようになったり、ヤフオクの使い方を教えるようになったり(笑)、彼らの人気の秘訣が音楽はもちろん裏表のないその人柄にあるものだと分かるようになった。
僕は昨年末、ワカバがワカバである大切さは本人に伝えた。
でも今回の決断に至る事もよくわかる。
同業者としてはその決断に「おつかれさま。よくがんばった」と素直に言ってあげたい気持ちになる。20代なら「もっとやれよ!」というのだが、今ならその決断の意味が分かりすぎるから。
彼らの活動休止の理由が彼ららしく本当にシンプルだった。
見ていた目標と未来にたどり着けなかった。
人は希望がないと行動できない。
未来が見えないと活力にならない。
今、30代を超えたバンドマンの未来はなんなのだろう。
僕ら世代ではワカバはモンスターユニットだった。
人気があり、楽曲提供しても結果が残り、そのワカバが目標と未来にたどり着けなかったという。
5000枚売る為に汗を流し涙を飲み込んだ彼らがたどり着けなかったという。
僕は近しいバンドマンに言っている言葉がある。
「このままでは俺たち全員3年後には解散だぞ」。
その言葉に現実味が帯びてきた。
僕たちだって2015年には終わっていたかもしれない。
活動休止していたかもしれないし、それをなくしても後は趣味でやろう!ということになったかもしれない。
それでも僕はその決断にいく前に、なにがなんでも無様でも今を突破する為にvocal powerをやろうと決めた。
オレたちは自分たちだけでは転がせない石が道上に置かれてしまっている。
チャンスは20代のバンドマンに持っていかれる。
それでも今を突破するには頭を働かせ心を鍛え上げる必要がった。
vocal powerをやっていると、自分のバンドをがんばってほしいと言われているメンバーも多いと思う。
でも真逆なのだ。
いろんな意見はあるだろうが、同業者だから分かる。
このままではいけないのだ。自分のバンドで乗り越えれば最高!でもそれは宝くじを待つような事。そんな待ちの姿勢が出来る年齢でもない。
やはり未来を返るのは自分で動くしかないのだ。
ツイキャス、ストリート、インストア、ビラ巻き、そんなことはみんなやっている。
人の考えていない事をまだ未知の領域を歩いていかなきゃならないと僕は思う。
でもそれは新しい発想ではなく、自分たちがやってきた事の延長線上に。
幸い、vocal powerはそんな僕らに未来を少しずつ見せてくれている。
それが活力となり、もう少しがんばってみるかと背中を押してくれる。
これが大きくなる頃には自分たちのバンドの未来も少しは光が指すだろうと信じている。
もちろんこれは僕個人の意見だけど。
今回の報告を受けて、僕はひとつの時代が終わったように思った。
全力投球というイベントがなくなった時もそうだったけど、一つ一つ、僕らが汗を輝かせた時代が終わっていく。
その度にチャンスの扉が閉まる音がする。
今僕は両手をそこに突っ込んで待ってくれ、まだそこを通るやつらがいるんだよ!と叫んでいる。
まだ間に合う。
まだやれることがある。
まだ信じれるものがある。
あらためてワカバにはおつかれさまと言いたい。
出来ればもう一度ライブがしたかった。
でも解散ではない。
可能性はある。
彼らを待っているファンの人の為にも、僕は今のバンドシーンを一つ上に持っていかねばなと思っている。
さぁ、進むか!
僕は少しだけ今日の空を見上げた。
ワカバを始めて意識したのは原宿のアストロホール。
当時のマネージャーが「あれがワカバだ。人気があるらしい。しげるあそこに勝てないとお前らは終わるぞ!」そうハッパをかけられたのを覚えている。
それからの数年はまさにライバル関係だった、と僕は勝手に思っている。
お互い話もするけど、腹の底までは見せないと言うか、良い意味でバチバチしていて。
でも、いつでも何歳になってもワカバは人気があってずっと勝てないイメージがあって。
やがて僕らはプライベートでも会うようになって、恋の相談を乗るようになったり、ヤフオクの使い方を教えるようになったり(笑)、彼らの人気の秘訣が音楽はもちろん裏表のないその人柄にあるものだと分かるようになった。
僕は昨年末、ワカバがワカバである大切さは本人に伝えた。
でも今回の決断に至る事もよくわかる。
同業者としてはその決断に「おつかれさま。よくがんばった」と素直に言ってあげたい気持ちになる。20代なら「もっとやれよ!」というのだが、今ならその決断の意味が分かりすぎるから。
彼らの活動休止の理由が彼ららしく本当にシンプルだった。
見ていた目標と未来にたどり着けなかった。
人は希望がないと行動できない。
未来が見えないと活力にならない。
今、30代を超えたバンドマンの未来はなんなのだろう。
僕ら世代ではワカバはモンスターユニットだった。
人気があり、楽曲提供しても結果が残り、そのワカバが目標と未来にたどり着けなかったという。
5000枚売る為に汗を流し涙を飲み込んだ彼らがたどり着けなかったという。
僕は近しいバンドマンに言っている言葉がある。
「このままでは俺たち全員3年後には解散だぞ」。
その言葉に現実味が帯びてきた。
僕たちだって2015年には終わっていたかもしれない。
活動休止していたかもしれないし、それをなくしても後は趣味でやろう!ということになったかもしれない。
それでも僕はその決断にいく前に、なにがなんでも無様でも今を突破する為にvocal powerをやろうと決めた。
オレたちは自分たちだけでは転がせない石が道上に置かれてしまっている。
チャンスは20代のバンドマンに持っていかれる。
それでも今を突破するには頭を働かせ心を鍛え上げる必要がった。
vocal powerをやっていると、自分のバンドをがんばってほしいと言われているメンバーも多いと思う。
でも真逆なのだ。
いろんな意見はあるだろうが、同業者だから分かる。
このままではいけないのだ。自分のバンドで乗り越えれば最高!でもそれは宝くじを待つような事。そんな待ちの姿勢が出来る年齢でもない。
やはり未来を返るのは自分で動くしかないのだ。
ツイキャス、ストリート、インストア、ビラ巻き、そんなことはみんなやっている。
人の考えていない事をまだ未知の領域を歩いていかなきゃならないと僕は思う。
でもそれは新しい発想ではなく、自分たちがやってきた事の延長線上に。
幸い、vocal powerはそんな僕らに未来を少しずつ見せてくれている。
それが活力となり、もう少しがんばってみるかと背中を押してくれる。
これが大きくなる頃には自分たちのバンドの未来も少しは光が指すだろうと信じている。
もちろんこれは僕個人の意見だけど。
今回の報告を受けて、僕はひとつの時代が終わったように思った。
全力投球というイベントがなくなった時もそうだったけど、一つ一つ、僕らが汗を輝かせた時代が終わっていく。
その度にチャンスの扉が閉まる音がする。
今僕は両手をそこに突っ込んで待ってくれ、まだそこを通るやつらがいるんだよ!と叫んでいる。
まだ間に合う。
まだやれることがある。
まだ信じれるものがある。
あらためてワカバにはおつかれさまと言いたい。
出来ればもう一度ライブがしたかった。
でも解散ではない。
可能性はある。
彼らを待っているファンの人の為にも、僕は今のバンドシーンを一つ上に持っていかねばなと思っている。
さぁ、進むか!
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