2015/01/15
『雨のち晴れバレ』
先日のsacraの木谷君との2マンで発売されたCDのライナーノーツを書いていこうと思う。
『雨のち晴れバレ』。
この曲はMinxZoneのwaio君の家に木谷君と押し掛け、「なぁなぁ、俺たちに合う曲ってどんなかなぁ?」と切り出したところ瞬く間に曲が出来上がった。
テーマである『雨のち晴れバレ』という単語は木谷君の提案。
そこから、「今の俺たちじゃ照れて歌えなくなったよなぁ」的な事を堂々と歌ってみようとサビを書き上げてその日は帰った。
しかししかし、いくらなんでも大の大人があれだけで終わるのはさすがにさすがなのでAメロBメロの歌詞はしっかりとしたものを書き上げたいと思い、ウラニーノの山岸君と二人で「あぁだこうだ」いやもはや「キャッキャ、キャッキャ」言いながら書き上げた。
なかでも山岸君が持ってきた
「雨上がりの自転車のベル」という歌詞はなんとも素敵だった。
これをみんなに話しても「?」を浮かべる人が多いんだけど、想像してほしい。
外で遊びたい子供がいる。
今日は仲間と野球の約束があった。
けど雨は止みそうで止まない。
てるてる坊主を作って空を見上げる。
すると一筋の光が。
少年はすぐに電話をかける「おい!けんじ!!晴れたぜ!!いこーーーぜ!」
少年はバットにグローブをぶっさして意気揚々と仲間のいる公園に向かう。
弾む気持ちを抑えられなくて自転車のベルを鳴らす。
受験を間近に控えた少女。
大好きな友達とは高校でお別れとなってしまう。
今雨宿りしているこの時でさえ、愛おしく感じてしまう。
友達の方は相変わらずのほほんとしている。
もうすぐバラバラになっちゃうね、そう言いかけてやめた。
しばらくすると雨がやんだ。
友達は良かったーといいながら自転車にまたがった。
少女は「待ってよーーー!」と笑いながら追いかける。
友達はからかうように自転車を漕ぎ出す。
もう一度少女は「待ってよーーー!」と声にしてみた。
友達は何も言わず笑顔で自転車のベルを鳴らす。
少女も笑いながら自転車のベルを響かせた。
まぁ、後半は少し無理矢理ではあったけど、雨上がりの自転車のベルというのはなんとも風景描写でありながら見事に希望を描いていて、これには感服した。
その他にもこの歌にはすてきなシーンがたくさん詰め込まれている。
愛すべき歌になった。
THE NEUTRALでも歌っていこうと思う。
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