2014/06/13
トリビュートライブ「河野健太郎」
トリビュートライブ。
9曲目はtheSoulから河野健太郎君。
このライブの前からなぜか河野健太郎君(以後、ケンちゃん)とは良く会っていた。
「しげるくん、トリビュートライブで俺に合う曲ある?」
いつも彼は明るくそう聞いてくれる。
「うまくいかないこと」は合うだろうなぁと思っていたら、やはり少しタイプが似ているYohei nakamura君が先に選んでしまった。
さぁ、どうしようというところで、僕がリクエストしたのは「神様に誓うなら」と「myself」。
とくに「myself」は同じ歳だからこそ、歌ってほしかった。
が、本番前にケンちゃんから電話があり「実はトリビュートライブの日、福岡から両親が見にくるんだ。だからせっかく『神様に誓うなら』薦めてくれていたけど『ガタゴト列車』を歌っていいかな?(各々で九州弁に変換してください)」と言ってきた。
こういうところも僕は彼の大好きなところだ。
まっすぐな熱い男。
というわけで『ガタゴト列車』と『myself』を歌子とになったのだが。。。
リハーサル初日。
もはや持ち歌とまでなっている『ガタゴト列車』を見事に歌いきり、つぎに『myself』を演奏したんだけど。。。。
あれ??????
なんか。。。。
グッとこない。。。
どうしよう。
どう伝えようか。。。
この曲じゃなかったかも。
が、これをケンちゃんにどう伝えようか。。。
そう悩んでいると、歌い終わったケンちゃんが「これはダメだ。どうしよう」と自分から言い出してくれた。
僕はここに深く感心した。
意外とみんな自分が見えていないもの。
あんまりよくないのに「おれいい感じでしょ!」と言われるのが一番困る。
でも、ケンちゃんはすぐに表現できていない事に気がついていた。
僕も「そうなんだよなぁ。どうしよう」としか言えず、スタジオの空気が重くなった。
神様に誓うならに代える?なんて話も出た。
が、少しだけ試してみていいかな?とkeyを3音下げて歌ってほしいとお願いした。
リハーサルの休憩室で他のヴォーカル陣もいる中、僕はケンちゃんにその場でピアノで歌ってもらった。
その瞬間、「大丈夫かなぁ?」から「いける!」に変わった。
ちなみにケンちゃんは『myself』決して高音が出ないわけではない。
むしろ出ている。
ただあのkeyで叫ぶように歌っていくのは僕には合っていても、ケンちゃんのヴォーカルスタイルとはやっぱり違うのだ。
今回は本当に勉強になった。
key設定って本当に大事だと痛感したし、歌にはいろんなアプローチがあるんだと今更ながら理解した。
そして迎えた本番。
僕はステージ袖からケンちゃんのステージを見ていた。
「今日は福岡から両親が来ています」と話した後に歌った『ガタゴト列車』。
ーー ガタゴトと揺れる列車の中 僕は考えてた
故郷に残る友達の事や 年老いた母親の事や ーー
何度も話したけど、僕の親は今病気と闘っている。
前のように東京でライブを見てもらう事は、、、、難しい。
でも、だからこそなのか、、、、この日ケンちゃんが僕の代わりに僕の親の代わりに、歌ってくれているように思えた。
もう涙が止まらなかった。
そして『myself』へと続いていく。
『myself』といういうのは「僕自身」。
僕は僕であり続けたい。
そう何度も歌う歌。
でも最後の最後、お前が誇れるようなオレであり続けたいと終わる。
僕が僕らしくあるのは、いつだって僕のためだけじゃなく、僕が守りたいものの為に僕らしくありたいと気張ってきた。
theSoulもメンバー脱退があったり、環境も変わっていく中でケンちゃんも今という大海をあそこに岸があると信じて泳いでいるのだろう。
同じ歳だからこそ僕にはそれが痛すぎるくらい分かる。
とにかく僕はこの2曲で心が激しく揺れた。
帰ってきたケンちゃんに泣きながらお礼を言った。
「ありがとう、ケンちゃんほんまにありがとう」。
恥ずかしいくらい声が震えてしまった。
でも伝えたかった。
どうしても。
そして熱くまっすぐなケンちゃんは何も言わず僕の肩を抱いてくれた。
CHAPA君が盛り上げ、河野君が歌いきった会場に登場したのはウラニーノ山岸賢介。
ここも今回のライブの一つの見せ場だった。
9曲目はtheSoulから河野健太郎君。
このライブの前からなぜか河野健太郎君(以後、ケンちゃん)とは良く会っていた。
「しげるくん、トリビュートライブで俺に合う曲ある?」
いつも彼は明るくそう聞いてくれる。
「うまくいかないこと」は合うだろうなぁと思っていたら、やはり少しタイプが似ているYohei nakamura君が先に選んでしまった。
さぁ、どうしようというところで、僕がリクエストしたのは「神様に誓うなら」と「myself」。
とくに「myself」は同じ歳だからこそ、歌ってほしかった。
が、本番前にケンちゃんから電話があり「実はトリビュートライブの日、福岡から両親が見にくるんだ。だからせっかく『神様に誓うなら』薦めてくれていたけど『ガタゴト列車』を歌っていいかな?(各々で九州弁に変換してください)」と言ってきた。
こういうところも僕は彼の大好きなところだ。
まっすぐな熱い男。
というわけで『ガタゴト列車』と『myself』を歌子とになったのだが。。。
リハーサル初日。
もはや持ち歌とまでなっている『ガタゴト列車』を見事に歌いきり、つぎに『myself』を演奏したんだけど。。。。
あれ??????
なんか。。。。
グッとこない。。。
どうしよう。
どう伝えようか。。。
この曲じゃなかったかも。
が、これをケンちゃんにどう伝えようか。。。
そう悩んでいると、歌い終わったケンちゃんが「これはダメだ。どうしよう」と自分から言い出してくれた。
僕はここに深く感心した。
意外とみんな自分が見えていないもの。
あんまりよくないのに「おれいい感じでしょ!」と言われるのが一番困る。
でも、ケンちゃんはすぐに表現できていない事に気がついていた。
僕も「そうなんだよなぁ。どうしよう」としか言えず、スタジオの空気が重くなった。
神様に誓うならに代える?なんて話も出た。
が、少しだけ試してみていいかな?とkeyを3音下げて歌ってほしいとお願いした。
リハーサルの休憩室で他のヴォーカル陣もいる中、僕はケンちゃんにその場でピアノで歌ってもらった。
その瞬間、「大丈夫かなぁ?」から「いける!」に変わった。
ちなみにケンちゃんは『myself』決して高音が出ないわけではない。
むしろ出ている。
ただあのkeyで叫ぶように歌っていくのは僕には合っていても、ケンちゃんのヴォーカルスタイルとはやっぱり違うのだ。
今回は本当に勉強になった。
key設定って本当に大事だと痛感したし、歌にはいろんなアプローチがあるんだと今更ながら理解した。
そして迎えた本番。
僕はステージ袖からケンちゃんのステージを見ていた。
「今日は福岡から両親が来ています」と話した後に歌った『ガタゴト列車』。
ーー ガタゴトと揺れる列車の中 僕は考えてた
故郷に残る友達の事や 年老いた母親の事や ーー
何度も話したけど、僕の親は今病気と闘っている。
前のように東京でライブを見てもらう事は、、、、難しい。
でも、だからこそなのか、、、、この日ケンちゃんが僕の代わりに僕の親の代わりに、歌ってくれているように思えた。
もう涙が止まらなかった。
そして『myself』へと続いていく。
『myself』といういうのは「僕自身」。
僕は僕であり続けたい。
そう何度も歌う歌。
でも最後の最後、お前が誇れるようなオレであり続けたいと終わる。
僕が僕らしくあるのは、いつだって僕のためだけじゃなく、僕が守りたいものの為に僕らしくありたいと気張ってきた。
theSoulもメンバー脱退があったり、環境も変わっていく中でケンちゃんも今という大海をあそこに岸があると信じて泳いでいるのだろう。
同じ歳だからこそ僕にはそれが痛すぎるくらい分かる。
とにかく僕はこの2曲で心が激しく揺れた。
帰ってきたケンちゃんに泣きながらお礼を言った。
「ありがとう、ケンちゃんほんまにありがとう」。
恥ずかしいくらい声が震えてしまった。
でも伝えたかった。
どうしても。
そして熱くまっすぐなケンちゃんは何も言わず僕の肩を抱いてくれた。
CHAPA君が盛り上げ、河野君が歌いきった会場に登場したのはウラニーノ山岸賢介。
ここも今回のライブの一つの見せ場だった。
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