2012/10/02
高層ビルとタワーとスタジアム
大人になったら分かるって散々大人に言われて、でも結局大人になってもわからないことだらけってあるよな。
でも反対に、大人になってから分かる事ってのもあるよな。
君もあるかな?
あるよな。
そのとき僕は23歳。
今以上に自分の事だけで精一杯で進むためには傷つける事も覚悟していた頃。
先輩方とツアーに廻った。
この時のツアーが今の僕らを形成する上で非常に大きなウエイトを占める事になった。
その中のバンド、ブラワーエンジンの歌に『高層ビルとタワーとスタジアム』って歌があるんだ。
ガキの頃、高層ビルとタワーとスタジアムを見て「わぁー!すげぇ」と思った。
それからあっという間に時は流れ大人になったんだけど、大人になった今でも高層ビルとタワーとスタジアムを見ると「わぁー!すげぇ」と思える事が嬉しいというすてきな歌。
今君は、僕は、高層ビルとタワーとスタジアムを見て素直に「わぁー!すげぇ」って思えるかな。思えたならば人生の楽しみ方を知ってる事かもな。
変わらなきゃいけないもんもあるけど、忘れちゃいけないものもある。
あるよな。
先日、久しぶりにブラワーエンジンのボーカルの方に会った。
相変わらずかっこ良くて、おちゃめで、年齢は40代半ばになったと思うけど、きっと今でも「わぁー!すげぇ」と思える人なんだろうなぁと思った。
僕も30代に突入し、23歳の頃は素直に「わぁー!すげぇ」と思っていた事が、そう思えなくなる事もあり、気がつけばあの頃の先輩と同じ年齢になってきた。
この歌の深さに気付く年齢。
相変わらず。
そう、相も変わらず自分の事で精一杯の日々は続くが、ほんの少しだけ、ほんの少しだけ余裕ができて人に優しくなり、その事が少し寂しくも感じる今。
そんな僕も先輩のライブを見て、いまだに「わぁー!すげぇ」と思えることが嬉しい。
『たいして何も知らない頃 わぁー!すげぇと思ったんだ
時代は進むどこまでも 瞬きをしている間に
それでもまだすげぇと思える事が嬉しい
高層ビルとタワーとスタジアム』
この歌の最後はこう締めくくられている。
『どういう風になっても いつでもこのまま』
追記、同じく大好きなバンドソルビットの「in the rain」に関しては2011/04/11
の日記『僕が間近で見たロックンローラー』の中で書いています。
Category
■ 曲解説 (7)
Recent Diary
Recent Photo
2017/06/19 :: アコースティックCD
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2016/04/13 :: ありがとう親父
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2016/03/19 :: 千葉LOOKの楽屋にて
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2014/12/25 :: ソロワンマンを終えて
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2014/10/27 :: SONYのMDR-CD900ST
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2013/02/14 :: 大阪青春物語「女優魂」
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2013/02/11 :: 大阪青春物語
!!$photo2!!
!!$photo2!!
2012/07/02 :: 侠気には侠気を!だろ?
2012/02/17 :: 路上ライブは新宿から渋谷に変更です。
!!$photo1!!
!!$photo1!!
2011/12/06 :: Gibsonハミングバード
!!$photo1!!!!$photo2!!
!!$photo1!!!!$photo2!!
all photo