2012/04/24
僕の胸に眠る恋の話「大ウソ」
事あるごとに書いているのだが、僕に初めて彼女が出来たのは小学5年生の時。
クラスで一番人気の彼女と両思いになった時は嬉しくて嬉しくて、実家のタンスに「ヤッター!」と書いたほどのはしゃぎっぷりである。
彼女から初めてラブレターをもらったとき、嬉しくて嬉しくて家に帰ってもなかなか読めず、トイレでこっそり読んでにんまりしていたっけ。
彼女と言っても、所詮小学5年生。
周りの冷やかしも気になるので、ほとんど交換日記ならぬ交換手紙の日々だった。
そしてその手紙の最後にはいつもお互い「他に好きな人が出来たら教えてね、僕はずっと変わらないよ。だーーーいすき」と終るのだ。
ようは、「私だって変わらないよ!しげるくんこそ出来たら教えてね!だーーーいすき!」待ちなのである。
こんなコントのような手紙を僕らは毎週楽しんでいた。
小学生にして人生の絶頂を迎えた気がした。
この日々を手放したくなかった。
彼女の気を引き止めたかった。
きっと僕はどうかしていたんだろう。
6年生になる頃に「長野に転校する」という大ウソをぶっこんでみたのだ。
改めて確認。
僕の家は自営業で転勤はない。
長野どころか関東圏に親戚はいない。
当の本人が長野がどこか分かっていない。
だが、今になって長野と言う地名を根拠も出したところにリアリティを醸し出すウソのセンスが伺える。
この「しげる長野引っ越し説」。
だんだんウソだと言うタイミングを逃し、彼女の友達から送別会的な事を大々的にやろうと言われ、もう奇声を上げて走り出したくなった。
結果、「なんとか親にお願いして姫路の残れる事になった」というウソをウソで塗り固めると言う小学生にして卑劣下劣な好意でまんまと危機回避。
この時に、もうウソをつくのは辞めようと心に誓った。
ちなみに中学3年生の時に「イギリスに留学する」と大ウソをぶっこき、いるにいられなくなってこっそり大阪の高校に通っていた友人がいて、みんなバカにしていたけど、僕は痛いほど気持ちがわかった。
話はそれたけど、そんな彼女とは中学3年生まで続いたが、僕の一方的なわがままで別れてしまった。
僕の友人と結婚したのが彼女の大親友なので、今でも現状を知る事は出来るが、なるべくなら会いたくないものだ。
だって、この歳で「ねぇ、あの時言ってた長野ってほんとなの?」と聞かれたら、これまた奇声を上げて走り出しそうになり、それこそそのまま長野に逃亡してしまいそうだから。
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